青木は決意した
俺は薪さんを奪う
今日!
こんな美しい人を
俺はなんてバカだ
極上ステーキを捨て
ハンバーガーに手を出したのか?
まっすぐな決意を込めた真っ青な瞳
柔らかくウェーブに変化した金髪
天からの光を涙を流し合掌して祈る天使…
天使の中で一番美しいと言われる大天使ガブリエルの似姿そのまま…
いや、それ以上かも
優しい風が
この人があの薪さんだったのかと思うガブリエルJr.にそよぎ
羽がまるで蝶のようにゆっくり開閉を繰り返し
「あ」
薪…いやガブリエルJr.の涙が小さなダイヤになって
青木の足元に散った
ひろい
みいった
「ガブリエルJr.の鈴木の守護霊は彼に嘆きを与え続けた」
「ゆえに今から 彼の嘆きを取り去る(涙の守護天使)にする そして」
ミハイルが険しい顔をして
「青木はガブリエルJr.を死へと導くものゆえに…」
「え?」
「その忌まわしい運命を立ちきるため、彼を命をかけてガブリエルJr.を守る(怒りの守護天使)にする」
ガブリエルJr.は驚き
「青木が死ぬのか?」
鈴木が
「大丈夫です天使が死ぬはずがないですよ」
ミハイルが続けた
「怒りの守護天使は主人を守る以外の行いをした場合…神の厳しい裁きがある」
あ!
ミハイルにやられた
鈴木が青木の手をつかんだ
「こらえろ!怒りを押さえろ、俺たちの運命だ」
青木は我にかえり
「あなたを生涯守ります」
薪は安心した顔になった
「待ってください!」
ダニエルが叫んだ
「ひかえよ、ダニエル!名付けの儀の途中だ!」
ガブリエルが言った
「よい、ダニエル、言いなさい」
「セカンドは私です!なぜ末っ子のガブリエルJr.が…」
ミハイルは笑い
「大天使は産まれた順番で決まらない
魂の役割が違うのだ
お前は世界の本質を見抜く才がある
ゆえに真面目だが教条的になりやすい兄を助けて
役割を果たせ
ガブリエルJr.は自分より他人のことしか考えない
純粋で優しい子だ
ゆえに悪につけこまれやすい」
あ!
ガブリエルJr.が身を縮めた
「セバスチャンは芸術の才があるが自分の世界しか見えない
ゆえにガブリエルJr.と力を合わせよ」