スガちゃんはルシフェルに向かった


「キャア!」


「次はお前が来る番だ…」


宙から契約書がヒラヒラ落ちて来た


「サインしろ」


「う!」


「悪魔の弟子になればこの女たちにひどいことはしない」


「本当だな」


「それがお前の希望なら願いサインしろ」


「わわかった」


薪はペンを取った


手が震える


天をあおいだ


「岡崎さん…ミハイル様…すみません」

その時


サインしないで!


誰だ?


サインしないで

俺を信じて!

勇気を出して!


鈴木の声だ!


薪はペンを置いた

「何してる!二人ともめちゃくちゃにしてやるぞ!」


薪は契約書を持ち


「終わりだルシファ―」


薪はラファエルロからもらった癒しの池の水をかけた


「ギャア!」


雪子を離した
スガちゃんが走った

「は( ̄○ ̄;)スガちゃん私…」


「急いで逃げましょう!」


雪子たちが逃れて


腕に大火傷をしたルシファ―が追いかけた


薪が遮り足を払った

「ちくしょう!女たちが逃げたじゃないか!いいだろう!お前を冥土に眠らせてやる!来い!」


「ああ!」


ルシファ―に捕まって薪はひきづられて行った


雪子が振り返った


「つよし君!」


薪は断末魔に似た叫びで


「行け!走れ!僕はいいから!逃げろお」


雪子が躊躇してる

スガちゃんが泣いた

「行きましょう」


「先生!でも…」


ルシファ―は二倍の身長になり手足のカギツメを薪に向け


「俺がいつまでも優しくしてると思ったら大間違いだ!ガキが! 貴様の肉を喰らってやる!」


ルシファ―に足で押さえつけられ


「ああ…主よ 我が罪と汚れれし血を許したまえ―父と子の…」


「祈っても無駄だ!」


ルシファ―は黒い翼を広げ笑いながら


「天使の子はご馳走だ 喰らい尽くして地獄に叩き落としてやる」


薪は翼を痙攣させ


ああ、こいつとの腐れ縁もお仕舞いだ


誰も傷つかずに済む

鈴木…


今行くよ 待っていて
待っていてくれ


俺のせいで死んだ


あの28人の少年たちも


俺がいなきゃ今頃笑っていた


日本に 第9に来なければ良かった…


みんなすまない


「ルシファ― 俺を喰らうなり火の中に投げ込むなり好きにしろ…」


涙がぼろぼろ出た


ルシファ―が薪の首に手をかけた