続きです。
その①はコチラ
その②はコチラ
その③はコチラ
えっと、その前に予備知識です。
Y子さんと一緒にご飯を食べているTさん以外の4人は
Xちゃん(20代前半)
正社員。Tさんと同じ所属の部署でTさんの上司に当たります。だからと言って威張ったりはせず、気さくな子です。
Zさん(20代後半)
正社員。TさんとXちゃんと同じ部署です。派遣のTさんより遅く入ったので若干Tさんに振り回されています。
Vさん(30代前半)
派遣社員。実は私の彼氏と同じ部署です。新婚ほやほやさっぱりした性格です。
Wさん(20代後半)
派遣社員。主婦の方です。Y子さんと同じ部署でとてもスレンダーな方でおっとりとした性格です。
皆部署は違えど同じ事務所に居るので結構仲は良いみたいです。
何でこんなに詳しいかと言うと
私、その会社に勤めてましたから(笑)
私は工場勤務だったのでリーマンショックでつぶれてしまい、リストラ対象になりましたが、彼女たちは工場ではなく、本社所属だったので生き延びたのです。いいなー(苦笑)
だから顔見知りが多いです。
Tさんは会ったことないですが、私の文句はクソのように言ってるみたいです。しかし、それはまた別の話です。
Y子さんはHカップのグラマラス巨乳。しかし、腰周りは5号を余裕で履けるといううらやましい砂時計体系です。銀次はY子さんのお膝に乗って頭でおっぱいぐりぐりするのが好きです。この変態ー
Tさんは黙っていればギリ美人ですが柳原加●子系のぽっちゃりさんです。好きな人は好きだろうな…
話は本題に戻ります。
噂の件で逆ギレをかまし、
「私は別部署の男性社員にストーカーされているからY子さんよりマシ」
と言い放ったTさん。
とっさの言い訳だったのか逆ギレの最中考えていたのかどうかは知りませんがY子さんとご飯を食べている他の4人の一人、Zさんにも同じことを言い出したそうです。
Zさんはびっくりして、「誰がそんなことを」と聞きましたが誰かは言わず、仕方がないのでその部署に所属している男性社員一人一人の名前を挙げていきましたがどれも『違う』と言い、結局解らずじまいでした。
多分嘘だな。とZさんも思い、他の子たちも逆ギレの件でどん引きをしてしまいました。
そして、VさんがY子さんに
「こういうのって…言わない方がいいのかもしれないけど…Tさんの行動見てたら私の見間違いじゃないって確信が持てたから…」
と重たい口を開きました。
Vさんが一人別室で作業をしていると隣の部屋でTさんの声が聞こえました。
あれ?こんなところまで用事なんかないはずなのに…と何気なく窓から隣の部屋を見ると
Tさん、誰も居ない部屋で一人で誰かと会話してた。
大きい独り言かと思っていたけど
「あなたはどう思う?」
「やっぱり許せないわよねー」
「そうそう、そういうことよ」
など明らかに会話している内容。
携帯を持っているのかと思いつつ一生懸命見てみたけれど手ぶら。
こわいこわいこわいよー
Vさん、その場から逃走。上司である彼氏君に「用事があるから帰る」と告げて残業を切り上げ帰宅。
こわい、でも見間違いだったらどうしよう…と誰にも言えず悶々としていたことを告白しました。
WさんもTさんが
「10も若いS君と付き合っているからマカや葉酸を摂取しているの」
とあからさまに出来ちゃった婚狙ってる事を自慢され、Wさんは旦那さんと「子供はまだ要らない」と作っていないのに『不妊症』と勝手に思い込み
「結婚しているのに子供出来ないなんて可哀相ーでも大丈夫ですよ
」
と訳のわからない応援をしています。ちなみにWさんは何度も説明していますが聞く耳持っちゃいません。
更に、スレンダーなWさんがうらやましいのかある日、お昼に
「Wさんみたいに子供が出来にくそうなガリガリになるのはどうかと思うけど、私は少し痩せなきゃいけないー」
とアンタが痩せることにWさん引き合いに出さなくても良いじゃん、よく解らない優越感に浸りたいただのバカなの?と言うことを言いだし、温厚なWさんが
「本当ね、私も旦那に『太って欲しい』って言われてるから、Tさんみたいに太ってる人がうらやましいわ」
とついにキレてしまいました。
こんな風に徐々にTさんは皆から浮いてきました。
それでも一緒にみんなと昼食をとっているのでTさんって強いな…。
と感心しているとXちゃんがある日たまたまトイレで会った時に
「そういえば、Tさん私が依頼した仕事まったくしないで携帯いじるか、たまに紙に『正』の字書いてるんですけど何を数えているんでしょうかね?」
とぽそりとY子さんにつぶやきました。Y子さんも『仕事しないで何してるんだろ』と不思議顔でしたが
その謎は後からZさんによって明かされました。
Zさんがある日の月曜日にげっそりとしてやってきました。
土日に何かあったのかなと聞いてみると
「Tさんに呼び出されて某ショッピングタウンに行ってきました…」
とげっそり言いました。そりゃぁげっそりよね。よく付き合ったなとY子さんが思っていたら
「実はTさん、Y子さんが愛用している下着のお店調べ上げててその店に連れて行かれて
『Y子さんはこの程度のカップしかないのに巨乳気取ってるのよ
こんなにパッドが入っているブラなら簡単に大きく見せれるわよ
Zさんこのパッド触ってよ
こんな感じよ
違うここ触るの
ここ
Y子さんの胸はこの程度しかないのにパッドでごまかしてるのよ』
って散々ブラ触らされるは声大きいから店員さんにジロジロ見られるわ…」
うわあ…( ̄□ ̄;)
「大変だったね…でもそのお店…Fカップ以上はパッド入ってないから…」
「えぇじゃあ私のあの休日返上の辱めは…
」
「えっと…無駄」
がくーっとうなだれるZさん。でもすぐにゾンビのように復活し、死んだような目で「それだけじゃないんですぅ…」と話し始めました。
「じつはY子さんが休んだときにY子さんの席の業務用端末(会社の携帯)を持ち出して発信履歴をチェックして一日何回S君や男性社員に電話かけてるかチェックしてるって…Y子さん、電話番もしてるから転送してるじゃないですか、その履歴のチェックしててノートに記入してました…。それで
『この日は何回S君にかけた、許せない』
とか
『他の男にもかけているのにS君にもかけるなんてどんだけ下半身軽いのかしらあの人』
とかいくら私がY子さん電話番なんだから仕方ないですよって言っても聞く耳の持たなくって…
『だって計算したら平均一回6秒で最高10秒も会話してるのよキモイじゃないあの女
』
って…6秒で何が語れるんですかー」
おいおいおいキモイ通り越して怖いんだけど
「しかも帰り道でマンション指差して
『あそこにY子が住んでいるのよ、調べたから知ってるわ。あそこにどんだけ男連れ込んだのかしら
S君も誘惑されてそっちに行ってるに違いないわ』
って言うんですー見たらY子さんのマンションで間違いなかったです…
」
こえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ(((iДi)))
「そうそう、見せてもらったノートに『正』の字が書かれていてからこれ何?って聞いたら
『これは仕事中にS君とY子が会話した回数よS君はY子に騙されてるのよ
毎日S君には携帯提出させて調べてるけど痕跡がないから私が調べてつきとめてやるのよ
絶対にS君はY子に騙されているわ許さないんだから
』
って言うんですー」
ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(T□T;)
「何言ってるんですかS君とY子さんは同じ部署でS君に仕事を教えているのはY子さんなんだから仕事上の会話は仕方ないですよ
って言ったんですけど『Y子はS君を騙している』の一点張りで…
すみません…止められませんでした…
」
Zさんはうなだれ、Y子さんに謝りましたが、Zさんが悪いわけじゃないので「いいよ…」と力なく笑うことしか出来なかったY子さん。
それからも普通に一緒にお昼を一緒にとるTさん。どん引きの5人。
Y子さんは仕事を辞めて引っ越そうかと検討中。
引っ越すなら手伝うよと伝え、世の中にはまだまだ怖い人が居るんだなぁと思った話でした。
あ、彼氏君ですか?イケメンじゃない方なので大丈夫かな?と思っていましたがTさんの許容範囲に入ってたみたいです。
Tさんに乗り換えられたら泣くっていうかひくな。多分(苦笑)