続きです。

お店のリサーチや皆にどの店がいいか、食べれない物があるか等聞いたりするのが面倒だからやりたくなかったのにしっかり堅物さんに押し付けられてしまった2号。

しかし彼女は堅物さんと違って仕事が出来ない子ではないので『やだ~もう面倒くさい~あせる!!』と半ギレしながらも何とか二軒にお店を絞り、お店の資料と店の名前を書いた紙をボードに貼り付け

「どっちがいいか名前書いてね~、多数決する~」

と言いました。
皆、『2号ちゃん幹事じゃないのに頑張ったよなぁ』と言いながらボードに近づき、チェックし、それぞれ名前を書きました。

「しかし、これって幹事の仕事じゃね?」

と言うと

「2号、もうよく解んない~シラー予約までしたら堅物さんが全部してくれるのかな~?」

と2号は可愛く首をかしげて言いました。

ふーん、と返事をしてどっちの店にしようかなぁとボードの前で迷っていると、堅物さんが営業から帰ってきました。

堅物さんはたまに営業に行くのですが全く契約が取れない上に契約が取れないのは訪問先の人の頭がおかしいからだとよく解らない理屈を平然と偉そうに言ってのけるので上司もあっけにとられて特に何も言いません。

因みに私が契約を取ったときに虫の居所が悪かったのか

「契約とったってそこ、小さい所じゃない、会社のプラスになるとは思えないわシラーむかっ

と聞こえるように言うので

「行く度行く度ガソリン代無駄にしてるあんたよりマシだむかっ

とつっかかりそうになり、気付いたイケメン君に『銀子さんビックリマーク喉乾いたよね!!』と羽交い締めされて自販機前まで強制退場喰らいましたダウン

妖精から解放されると怒りやすくなったみたいです。反省ガーンダウンダウン

話長くなりました。戻ります。

堅物さんはボードに貼られているお店を見て

「こんなところ臭くなるから嫌よビックリマーク2号ちゃん、ちゃんと調べたの!?

とわめきだしました。

「え~!?あせる2号はちゃんと調べたよショック!あせる

2号は必死に反論します。

もつ鍋屋か焼き鳥屋だから別にダメなことないけどなぁ…匂いが嫌なのかなぁと思い、成り行きを見ていると

「私がいいと思った店があるからそこにしましょう!!

えぇぇぇぇー!!!!Σ(゚□゚;)

「じゃあ最初から堅物さんが店決めれは良かったじゃん汗

2号が可哀想になり、ついポロリとこぼしました。

「そうよ、2号ちゃん仕事しながら頑張って探してたんだよ、文句多かったけどー」

と奥様方も加勢してくれました。

「そういえばお店って何処なの?」

とひとりの奥様が堅物さんに聞きました。

「餃子屋さんよ」

ふふん、と偉そうに堅物さんが言いました。

え?Σ(゚□゚)
に、にお…い…

続きます。