続き です。
仕事終わって帰りの片付けです。
饅頭は全部はけていたのですが入れている箱に蟻がたかっていました。
お湯で洗って捨てようと思って給湯室に持っていくと妖精が悲鳴を上げて
「きゃーどっか持って行ってくださぁい
」
といつもより一回り甲高い声で言っていました。
よく見ると近くにBさんが居ました。
無駄だということがまだ解らんのか。
そもそも袋の中にいる蟻をすべて潰して密封
した己が何を言うか
「熱湯で殺して捨てたいんだよ、洗わせて」
と頼むと、
「じゃあ後でやりますぅ」
と私から蟻のたかっている箱を取り上げ、お菓子棚に置きました。
ダメだろー∑(゚□゚;)
「そこに置いちゃだめでしょ」
とあわてて取ると妖精は怒りながら
「じゃあ、何で蟻がくるんですかぁ
銀子さんってぇ意味解らないですぅ」
と何故かつっかかってきました。
なんだかよく解らないので
「…前も言ったけど、建物も古いし、一階だし、畑も近いし、色々な人が出入りするからじゃないの?」
と言うと、
「何だぁ私が悪いんじゃないんですね
」
と突然機嫌を直し、ざーっとお湯で箱を洗い流し、ぽいっとゴミ箱に捨てました。
箱に饅頭のくずが大量に付着したままだったので妖精が去ってから綺麗に洗うか…とちょっと疲れを感じながら片づけをしました。
片づけが終わって、妖精が去って行った後、箱についた饅頭のくずを洗っていたらCさんがやってきました。
続きます。