えーと金曜日の話でしたね。
妖精が痛いこと言ってましたがその話はまたって事で…
えーと帰ってきたら母さんが居間で死んでました。
つついたらがばっと起き上がって私に掴みかかり
「うそつき夜行性って言ったじゃない
うそつき
」
と半泣きで訴えました。
あー…出ちゃったのか…
と思いつつ、解った、ごめんねとだけ返事して自分の部屋に戻り、そのまますっかり忘れてしまい試験勉強していると
「いつなのーーーーー」
という叫び声であと思い出しあわてて連絡しました。
数十分後M氏がネズミ捕りを届けにきました。
箱しか残ってないんですがこれです。
業務用なのでとても大きく、たまに人間が引っかかるんだよとM氏は説明していましたが、
その直後、早速母さんとM氏が引っかかっていました…
「ベトベトするー取れないー
」
当たり前です。粘着力がないと引っかかりませんよ。
妹は半ばあきれてムチ打ちだというのに
「カラオケに行くストレス発散しにいくんだ
」
と止めるのも聞かず夜の街に消えてしまいました。
そんなこんなで家のいたるところにセットして完了。
M氏にお礼を言って玄関まで見送り、
母さんは「これで一安心よ」なんていっていましたが、ひとつの疑問が湧き上がります。
「ねぇ、これって生きたまま捕まるんでしょ?誰がネズミを処分するの?私、嫌だけど。」
と聞いてみると母さんが凍りつきました
震える指で私を指差すので「ふざけるな、無理でごわす」と変な方言で断り、
まだ何か言っている母さんを無視して部屋に戻りました。
深夜に妹が帰ってきたときに母さんから震える指先で指名されたそうですが、
「断る」
と強い意志で断ったそうです。
とりあえず、銀次が引っかかるとまずいので部屋に避難させました。
太ももがあらわになってセクシーですね。
だ、誰だハゲだなんていう奴は
まぁそんなこんなで一晩明けました。
あ、ちょっとお茶飲んできます。
続きます。