お昼になって休憩室で黙々と弁当を食べていたら

「銀子さーん、今日の私のお弁当何だと思いますぅー?」

と胃が痛くなる声が聞こえてきました。

いままでの観察上、同僚ちゃんの弁当と言えばヨーグルトか弁当箱一面縦に並んだチクワぐらいしか思い浮かばず、困っていたら


「これですぅニコニコ


とタッパの蓋を開けて見せてくれたが


どす黒い液体のみで訳が解らず


「…液体のアンコ?」


と答えたらどうやら機嫌を損ねたらしく、ムスッとして


「甘く煮た黒豆です!」


と怒られました。


どう煮れば液体になるんだれうと不思議だったんですが
それ以上会話しても疲れるので黙って弁当を食べていたら


「今日、具合悪くてぇー、これだけなんですぅー」


…アンタの具合のいい日って存在しないの?


と思いつつ普通の弁当サイズのタッパに八割がた満たされているどす黒い液体をちら見しつつ


何か見た目だけで具合悪くなりそうで


速攻弁当を平らげて横になり、眠りに落ちました。


昼休みが終わり、社員さんの午後用のお湯の準備をしていたら


「食べ過ぎて具合悪いですぅー」


とずっと隣で喚くので


だろうなぁと思いつつ、
吐いてこいと言って仕事に戻りました。


何だか少し割り切れてきたかも(苦笑)