ももかんです。桃缶。
相変わらずいい響きですね、ももかん。
さて、ももかんといえば王様です。
何のって、もちろん風邪を引いた時だけ食べさせてもらえる
特別な食べ物の、に決まってるじゃないですか。
桃が2.5個もシロップに漬けてあって、128円。
なんつーか非常にコストパフォーマンス高い(もちろん訳アリ)。
最近のツナやらの缶詰はなにやら便利になったもので、
プルトップってんですか、アレ、パキっとワンタッチ。
2秒でお手軽に開けることができてしまう。
ところがこのももかんは、いちいち缶きりでヒュコヒュコ切らないと
空ける事が出来ないタイプ。
一人暮らしで風邪で寝込んで頭痛がガンガンの人にはつらい。
もちろん私は風邪引いてませんが。
んで、しょうがないので何十年かぶりに缶きりでヒュコヒュコと
缶のてっぺんを切り始めたわけです。
時間にして1分弱でしょうかね。
缶きりの刃を一回一回動かして、なんとも面倒なもんです。
「風邪を引いた人に食べさせてあげる」時でも、この行為を行うわけです。
缶を開ける作業をしている人は、きっとこの面倒な1分弱の間
桃を食べさせてあげる人のことを思うのではないでしょうか。
食べさせてもらったひとは元気になったあと、
いちいち缶きりで開けてくれた空き缶を見るでしょうか。
いつか自分が誰かのために桃缶を開ける日が来た時に、
以前同じようにして食べさせてくれた人の思いを知るのでしょうか。
え、今回の桃缶?もちろん私が全部おいしく頂きました。