プログレッシブとは「前衛的な」「先進的な」と言う意味で、この意味をそのまま「プログレッシブ・ロック」に当てはめれば「前衛的なロック・ミュージック」と言うことになります。

プログレッシブ・ロックという言葉が使われるようになったのは1970年頃なので、それ以前のロックや同時代のハード・ロック等と区別するために付けられたジャンル名と言っていいでしょう。

その特徴として、まず一曲の演奏時間が長いこと。
当時のロック・ミュージックの殆どが2~3分ほどの演奏時間であったのに対して、10分近く或いはそれを越す長さの曲が多く、これは可笑しな話ですが、曲調は以前からの音楽であるのに演奏時間が長いために「プログレッシブ」のレッテルを貼られたバンドもあったそうです。

そんなことから、一言にプログレ・ファン(プログレッシブ・ロックのファン)といっても、バンドによってかなり好みが分かれるようですが、大まかな傾向としては変拍子を多用するなど基本的なロックのビート(4ビート)や展開に囚われず、またジャズやラテン、クラシックの音楽に見られるような要素を取り入れる等のジャンルを超えた曲作りやバンド構成が特徴です。
初期のイエスにはそういった特徴が表れている曲が多く、このSound Chaserも様々な展開が楽しめます。



また大変メッセージ性の強い曲が多いのも、このジャンルの特徴と言えます。
代表的なグループにピンク・フロイドやキング・クリムゾンがありますが、時代の推移とともにその捉えられ方も変ってきているように思います。
その中でもピンク・フロイドには今なお多くのファンがいて、また新たなファン層を広げていっているのは、メッセージの普遍性と曲の美しさがあるからではないでしょうか。