『此処からなら歩いて帰れるわよね?
ご自宅の近所に《白髭神社》ってあるんだけれど、
散歩がてら帰りに御参りして行くと良いわよ。
きっとご利益があるから。』


普段ならば聞き流す所だが、聞き慣れた地名に妙な親近感と、
何かしら縁の様なモノを感じた。

何よりこの老婦人の言葉なら、信じてみたい気がしたのだ。

自慢ではないが私も親友もかなりの方向音痴なので、何度も道を確認してから、
改めて席を立った。

外まで見送ってくれた老婦人に何度も頭を下げ、次は白髭神社を目指してGOする二人。


昼間からかなり歩いている筈なのだ…でも何故か足取りが軽い。
途中の自販機で水分を補給しつつ、ただひたすら神社目指して歩く、歩く…


そして…


お約束通りに迷子になる辺りが二人らしいのである(爆)

道行く人に場所を聞く事3回…

辿り着いた時には既に境内は閉まって居たが、御参りだけでもさせて頂いた。

すると…


続く