続きです
甲状腺ホルモンのお薬…チラーヂンSのご紹介。
味は無味無臭だそう。※末っ子長男の感想
小さい時は粉末のチラーヂンSを飲んでました。
お薬という事で副作用の心配をされる方もいらっしゃると思いますが、長い歴史のある安心安全なお薬です
こちらのお薬、あすか製薬さんで作られていますが、東北地震の時に震災に合われて一時輸入に頼った事もありました
確認はしておりませんがこのお薬が無くなると生命の危険も生じるので、今はさすがにリスク分散されて製造しているかもですね。
代謝が上がるからとダイエット目的に個人輸入している人がいると聞いたことありますが、絶対にやめた方が良いと思う。
なぜなら試しにほんの僅か…12.5μg飲んで怖っ！と体感したから
末っ子長男は思春期の時期に半錠増量し、25μg＋12.5μgとなった事があり、思春期が過ぎたら過多になったので元の量に戻しました。
で、余った半錠の12.5μgをどんなものか試しに飲んでみた事がありました。
※某小児科教授が25μgは赤ちゃんの量で飲んでも飲まなくても同じと言っていたので、その半錠ならさらに意味ないだろうと飲んでみました。
で、確かに1週間飲んでもなんの変化も無し。教授の話は真実だったのか…と信じた矢先の出来事です…
お正月に佐賀の祐徳稲荷にお参りに伺い、奥の院も行こうか？となりました。
お正月で人も多く、狭い階段や通路を登る人と降りる人で大変混み合うなか登っていました。
するとですよ、かつてないほどの心拍の上昇でめちゃくちゃ苦しくて、心臓麻痺🫀起こすんじゃね？？と思うレベルの息苦しさ
顔は真っ赤で心臓バクバクです
甲状腺ホルモンは、心拍数を上げるお薬なので、不要な人が飲むと、たとえ赤ちゃんの量の半分でもこうなる！と身をもって感じました。
結論→飲んでも飲まなくても同じではない！キッパリ
お薬は、必要な人が必要な量をきちんと守って飲む、これ鉄則です
で、甲状腺ホルモンが不足した赤ちゃんってどんな感じかというと、ずーーーーっと寝てます。活動量が明らかに少ない。おとなしい赤ちゃん👶というか、ほっておくとミルクも飲まないので、起こして飲ますのですがすぐ寝るって感じです。ほとんど泣きもしません。
新生児マススクリーニングでこの病気(甲状腺由来の甲状腺機能低下症)が見つかるようになり、多くの赤ちゃんが助かっているのも事実ですが、その検査に漏れた末っ子長男のような中枢性由来の甲状腺機能低下症の子は、小児科医は診察した経験が無いので診ても気がつかず３歳半まで無治療できてしまったのです
NICUの小児科医→大学病院の小児科教授→大学病院内分泌専門の小児科女医という、3人目のドクターでようやく発見という残念な結果でした。
このお薬を飲んで身長が伸び出す子もたくさんいるらしいですが、末っ子長男はダメでした。
でも、甲状腺ホルモンの1番大切なお仕事は、乳幼児期に爆発的に成長する脳細胞に必要不可欠なホルモンなので絶対に不足してはいけない大切なお薬です。
もちろん、乳幼児期以降も生涯に渡って必要な大切なホルモンなので、血液検査をしながら適量をきちんと飲んでくださいね♡
このホルモンが不足すると、妊孕率が下がったり、認知機能も落ち認知症みたいな症状もでるらしいので、気になる方は、内分泌内科で診て頂くと良いかもですね
続きます