こんにちは。近藤勇二郎です。ひっそり更新を続けています。今回は南米のスノーボードトリップで使っていた道具を紹介します。
photo by Juan Aizpuru
まずは足回り。
DEELUXEには20年近くサポートしていただいています。Empireは山岳登攀モデルじゃないけど、アイゼンの装着が可能です。メーカーで公式に謳ってないので言い切ると問題がありますが、アイゼンが外れたり緩んだりすることはありません。これまでも様々な氷壁をこれで登っています。
だけど、あくまで普通のゲレンデクルージングを対象に開発されたブーツです。
少しの使用で表皮が傷むしDEELUXEにはSPARKとゆう正しい選択があります。
キックステップやアイゼンの爪で表皮がやられてきます。SPARKならこういった傷がつくことはほぼありません。
傷がつくことは構やしないんですが、傷が原因で水が侵入して、ブーツそのものの寿命が短くなります。
使用アイゼンはグリベルG10ワイド。これ以外の選択肢もあるかもしれませんが僕はずっとグリベルを愛用しています。
次にグローブ。
動きやすさと保温性を兼ねて3本指の革製。
ピーク付近や滑るときはこれです。
アイゼン装着やビレイ、ピッケル保持やスプリットボードのセッティング。作業性を考えると理想は五本指。ぼくは滑り出し地点に達するまで2〜3種類のグローブを使い分けています。
グローブはシチュエーションで使い分けるのが正解でしょう。ブランドはASHRAMグローブ。
衣類のレイヤリングほどでないにしろ、汗をかかないように、冷えきらないような使い方が良いと思います。
photo by Juan Aizpuru
ヘルメットはGIROです。南米にいる時のゴーグルは他社品を使っていましたが現在はGIROを使わせてもらっています。カール・ツァイスと共同開発したVividレンズが想像以上に良くて助かります。
極論、晴天にはどんなレンズでも良いんです。
それよりも悪天候のときにいかに見えるかで。その点Vividは悪天候でも最高の視界とコントラストを確保してくれます。
ぼくがレイヤリングと同じくらい注意を払うのがアイウェアの管理です。管理だなんて大げさに聞こえるけど、内部が凍ったレンズほど厄介なものはありません。とにかく内部に雪や水分が入らないようにします。
本当に寒い土地では一度レンズ内側が凍りつくと、それを回復させることは難しいです。
息で吹き溶かそうとしても、吹いてる息が凍りつきます。レンズを外して拭き取ろうとしても氷の粉が舞うだけです。
内ポケットにしばらく入れて体温で溶かすしかありません。そのためにもスペアレンズは必須。
ぼくが使うGIROのAXISは最初からスペアが付属してますよ。
そんな寒い所に行くなって話ですが今回はこのあたりで。
近藤勇二郎