急性期病院でのリハビリは上肢が重要 | kondoukomatum165のブログ

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脳梗塞や脳出血になると急性期病院に搬送される。これらの病気に罹ると運動機能が麻痺する。しかし救命された時から脳は自然治癒が開始する。この自然治癒力を援けるのがリハビリである。だから患者が救命されると同時にリハビリを開始するのがベストである。そのためには脳神経科とリハビリ科の連係が求められる。

 

急性期のリハビリでは、麻痺した手足の関節が固まらないように、療法士などが患者の各関節を動かす「可動域訓練」を行うというが、これは予防のための行為であって積極的なリハビリではない。もちろん最低限の行為として必要であることは言うまでもない。

 

救急病院では、看護師でも看護の一環として患者に車いすの移乗を指導することが可能である。もちろん療法士がリハビリとして行うことは当然である。これは病院の体制の問題だろう。

 

いずれにしても全介助で抱えるようにして移乗させるのはリハビリではない。患者に動作の意志を持たせて患者の行為を援けるようにして移乗訓練させるのがリハビリである。患者が向き合ったナースや療法士の首に動く方の手を回して、自分の意志で動作するように訓練させるのだ。

 

急性期病院では手のリハビリは忘れがちである。しかし回復し難い、回復には時間が掛かる、とされる手の麻痺だから、足以上に早期の訓練が重要である。麻痺手を外側から包むように握らせる。逆に指を開かせる。麻痺の手を腿の上に置いて麻痺の足手を合わせる。これらは専門家がいなくても一人で出来る。つまり自主訓練を指導するのである。

 

手足のリハビリの基本中の基本動作を早期に指導することが急性期病院に求められる。このことを可能にすることで回復期病院での回復が順調に進み6ヵ月までの社会復帰が可能になる。