自分で爪を切る喜び | kondoukomatum165のブログ

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朝着替えていると足の爪が伸びているのに気がつきました。手指の爪も伸びています。何時ものように、大きめの爪切りで手足の爪を全部切りました。

 

発病以来、自分で切る事が出来ませんでした。病院ではナースや助手さんが切ってくれましたし、自宅では頼めば妻が切ってくれます。何でもそうですが、自分で出来る方が、いろんな意味で楽ですし、迷惑を掛けません。しかし、麻痺の指が可成り動くようになっても、麻痺手に爪切りを持って、麻痺の無い手の爪を切るのは難しいです。

 

爪を切る練習はしませんでしたが、両手を使い続けることで指の動きも良くなり、人差し指と親指で挟む力も付いたようです。洗濯バサミが麻痺の手でつまめるようになった頃、思い切って試したのです。発病から1年経過した頃のことです(今から14年前ですが)。

 

右手が使えたら左手の爪や両足の爪を切ることが出来ると思いますか。左手の動きが安定しないと右手でも切ることが難しいのです。また足の爪を切る場合は体幹が安定しないと切る体勢を保つのが困難なのです。

 

要するに両手足の動きが安定しないと爪を切る動作は難しいと気が付いたのです。つまり麻痺の手だけを訓練するとか麻痺の無い手だけを訓練するのは良くないのです。

 

両足で歩く練習をさせるのと同じように両手を使う練習をさせるのです。しかも同じ時期に。それは手と足は体幹で繋がり単独で動くのではなく体幹を通して手足が連携して動いているのです。これは私の考えですから間違いかもしれません。しかし人間の進化を考えれば私の考えは正しいと思うのですが如何でしょうか。

 

片手では出来ないことが多くあります。両手が使える皆さん。半日で良いですから非利き手を三角巾で固定して生活してみて下さい。必ず麻痺手を回復させたいと思うはずです。