これは、毎月の給料日に
ずっと書いてきたもの。
社員が社内限定SNS(トークノート)で
過去の下記文章を紹介していました。
自分でもあらためて読んで見ましたが、
その考えは今も変わりません。

【親愛なる社員へ】 2010/5/25

お疲れさま!
今回も、自分が思っていること、
考えていることを
勝手気ままに書きたい。
これを機に、皆も自身の有り方を
自身の想いで考えてみて欲しい。

先日、ある先輩社長が
こう言っておられた。
仕事がうまくいっていれば、
40代、50代の人生は薔薇色である。
20代30代はその基盤づくり。

なるほど!その通りだと思う。

私が思うに、
40代は人生のバランスシートを
今一度真剣に考える歳だと思う。
仕事やプライベートにおいて、
これまでの人生で何が良かったか、
悪かったかの総括、
要するに、反省と改善を行う
タイミングであると言うこと。

これこそが、
幸福な50代に向けた、
大人の品格や人間力を
磨き上げるうえで
大切なことだと思う。

このテーマで自分を見つめ直し、
これからのスタンスを決めていきたい。
私はもうそういう歳を向かえた。

私が歩んできた
道のりである社長道とは、
底知れぬストレスを抱えながら、
とてつもなき課題解決を行う
連続にあった。
勿論、それゆえ
遺り甲斐も非常に大きい。

私は、この実業家としての
有り方について、
運命の定めとして決意している。

まず、私は己の可能性
(大いなる自己満足)の為に
頑張ること。
正直、これが優先順位の一番だ。
しかし、そもそも自身の為ゆえ、
自身から芽生える私利私欲(雑念)の
殆どは犠牲に出来るはずなのだ。

己の欲など勘違いさえしなければ
所詮小さいのである。

二番目は、会社の仲間との
絆(希望や夢)の為だ。
人の成長や社の発展には
未知なる可能性があり、
これは生き甲斐となった。

三番目は、商売である以上、
お客様の満足度
(より良いサービスの提供)の
為である。
ちなみに優先順位は三番目だが、
一番と二番を実現する為、
日々、これを一番頑張る!

四番目は、成長を
期待してくれている株主様の為。
株価は上場会社の一番の評価基準、
言わば通信簿だからな。

五番目は、自身の家族の為だ。
沢山の人の人生を背負う
トップである以上、
この順位でなくてはならない。
個人的なことゆえ、
自分の器量でなんとかなる。

そして、ラスト!
六番目は、
日本(経済の発展)の為である。
まだ実感出来ない面もあるが、
経済人としてやらなくては
ならない立場だ。

この事を本気で考え、
影響が与えられるようになれば、
私は立派な人物になれるのだろう。

私は迷うことなく
一直線に我が人生の全てを、
これらの事に対して捧げたい。

それが我が実業家としての
生き方なり。

さて、皆は自分自身の
有り方(覚悟)を
どう考えるだろう?
心で描いてみて欲しい。

最後に、話をテーマに戻すが、
年齢を問わず、
薔薇色の人生とは、
自身を見つめ直すところから
始まるのではないだろうか。

悪いところ(弱点)は
開き直らずに直そう。
何事も気づけば改められる。
そして、良いところ(長所)は、
さらに磨こう。
それが向上心である。

人生はそこから輝きだす。

近藤太香巳