594号

社長の役割とは?
これはよく後輩経営者から聞かれる質問だ。
今日はそれをサマリーに2つだけのポイントに絞り書きたい。

まず1つ目、社長の役割とは、描く夢を社員に表現する事。
絵で例えると、デッサン(下絵)を示すことだ。
こんな風にしたい!出来たら凄くないか?
と構想を話し、部下にイメージさせる。
そして、想いを共有し合い供にその下絵だけのキャンパスに、
色や背景を加え、形を整えていく。
そうした作業を幾度となく繰り返し、
自分達の理想図は完成してゆく。
大切なのは皆で創造の意識をしっかり持ち合う事。
だからこそ、社員とは常に
語り合える環境でないとあかん!


2つ目は、予告ホームランを打つ事だ。
有言実行は誰だってプレッシャーとなる。
しかし、例えば営業職で、1位で表彰される時のスピーチで、
実は自分は1位を狙っていました!
と言うよりも、その前から、
「自分は必ず1位になりますよ!」
と周りに予言した上でそれを成し得た方がカッコいい。
それを繰り返せば、ヒーローとなれる。
そうなれば、どんな不利な状況になろうとも、
周りに不安を与えなくなり、
あの人は必ず言った事はやる!と信頼関係が芽生える。
過去の実績や栄光は、未来の絶対的根拠にはならない。
しかし、「ここぞ!」の時にそれを明言し、
やりぬく奇跡を起こすのが、社長たる者の役割だと僕は思う。
たしかに経営はスポーツの試合と比べ、
数時間内で結論づけはされず、ある程度の時間はあれど
タイムリミットは明らかで最悪出来なければ倒産もあるだろう。
無論、僕もこの20年間の実業家人生の中で、
幾度もそのピンチに遭遇してきた。
乗り越えられたのは予告ホームランを打ってきた事と、
何より僕を信じて守りを固め、ヒットを打ちながら
僕に打席を繋いでくれた、いわゆる、
ついてきてくれた同志が居てくれたから。
だから僕は後輩に言う。
苦しみも喜びも、共有出来る関係の方が
幸せ感じるやないか!


最後にダメな社長例としては、
高級車を何台も所有したりして、ド派手な生活を
成功と勘違いしてはいけない。
社員が若く幼き考えの時は「物」でカッコよく見せられたとしても、
直ぐに気付く。
・・・自分達の稼いだお金、全部社長の自慢の品やん!てね。
いくらリスクを一番大きく持ち、
いくら会社に利益還元をしているとしても、自分!自分!の
考えだけでいては、真のリーダーとは言えない。
そこは、ほどほどにせんとあかん!
自分の懐の豊さより、分かち合う喜びの方が
心も豊になれるんやから!



株式会社ネクシィーズ代表取締役社長 近藤太香巳オフィシャルブログ
本社研修中の昨年4月入社の一部社員たちと。
みんな僕が驚くほど、意識のレベルが高かった。

株式会社ネクシィーズ代表取締役社長 近藤太香巳オフィシャルブログ
昨日は今年初めての新卒説明会でした。
参加58名 次回選考希望57名、
次回選考希望率は98.2パーセントでした。

株式会社ネクシィーズ代表取締役社長 近藤太香巳オフィシャルブログ
今年も説明会で全国回ります。情熱を込めて話すからね!