597号
先日、こんな例え話しを聞いた。今にも沈没しそうな船。救命ボートの数は限られている。
脱出は子供と女性を優先。残された男性は、
船と共に海の藻屑となるしかない。
そこで船長は、どう言って説得するか？というのがお題だった。
ちなみに船客はイギリス人とアメリカ人と日本人の設定。
では、早速答えを書こう。
○イギリス人の場合には、こう言えば効果的だそうだ。
あなたは紳士ですよね。
○アメリカ人の場合は、
あなたは死んでも国の英雄としてその名は刻まれますよ。
・・なるほど！わかるような気がする。
さて、日本人の場合だが、
皆さんはどんな言葉を想像しますか？僕が思ったのは、
それは勿論、日本男子としてでしょう！んっ？
じゃ～男気かな！大和魂！侍やぁ～！
・ ・・どれもちがう・・・あっ！特攻隊？
・・・なんと！その答えは
皆さん、そうされていますから！
だったのだ！(-_-;
僕は、ジョークだとは分かっているが、
そんな風に日本人を精神分析した外人に対して、
ナメてんのか～！と腹を立てながら、
心の内で、たしかに日本人はそういうところあるよなと思った。
こうした右に習えの慣習が・・・。
でも、これで話しは終りたくない。
我々日本人には素晴らしい面も沢山あるからだ！
今日はそれについて書きたい。
私達は母国を悲観しすぎていないか？
こんなにも平和で豊で治安も良く、戦争の過ちを学習し、
武力行使で他国を脅かしたりもしていない。
もっと愛国心と誇りを持つべきだと思う。
日本人は心のバランス感覚が優れている。
アメリカは、神はキリスト！自国は世界1だ！と当然の如く主張し、
直ぐに腕力で戦争するし、誰もが拳銃を手にでき、犯罪も多い。
・ ・・それでいて世界の警察！って説得力がない。
日本は宗教だって、仏教もあればキリスト教も受け入れる。
多神教で、八百万の神々の国だ。
言わば世界の中で、この人の考え方も分かるが、
あの人の言い分もわかる！とそれぞれの立場になって
物事を判断出来る。
それを優柔不断で弱いと言えばそこまでだけど、
協調性が高い社会であるともいえる。
自己主張ばかりする事が正しいとも決して言えない。
あと、何よりチームワークの力が素晴らしい！
先日、テレビでたまたま見た駅伝に僕は感動した。
脱水症状をおこし、意識もうろうとする選手が、自分を待つ仲間に
「たすき」を繋げる為、足を止めない姿があった。
まさに気力だけで前に進んで行った。
これは日本人特有の美学だろう。
マラソンが生まれたのがギリシャだが、
「たすき」に託した約束を繋いでいき、競技にまで高められたのも
日本人だからこそできたのだと思う。
自分主義より仲間。その信頼関係を重んじる国民性。
僕は誇らしいと思った。
僕達大人が子供達に日本は素晴らしいと伝え、
頑張る姿を見せないと、希望は無くなる。
愚痴ばかりじゃ大人としてカッコ悪いよね。
だからマスコミにも、ニュースで暗いことばかり言って欲しくない。
物事を否定ばかりしていたら、なんか暗いキモチになるよ。
例えばテレビには毎日、感動的な事だけをとりあげる
感動テレビチャンネル見たいな素敵な番組をもっと増やして欲しいと思う。
今ならきっと視聴率もとれるんじゃないかな。
報道としての義務もあるのだろう、国からの免許制事業であるから
公平性も大事なのだろうが、総放送時間のうち、
今、流れている情報は、グッドニュースとバッドニュースの
どちらが多いのだろうか？
テレビが与える「情報による国民のムード」作りに、
ある意味翻弄されてしまっているのも事実ではなかろうか？
誰だって愛は欲しているはず。
感動の涙と笑いは、幸せな気分になれるし、心が豊になる。
人の揚げ足をとったり、妬みソネミは、心を貧乏にしてゆく。
人生、辛い事や悲しい事もあるけれど、
出来るだけ明るく元気に前向きな気持ちで生きていたいよね！
大阪支店でのディスカッション。
大阪支店、一部社員との食事会。