以下の内容は、一般心理学II:動機づけ・感情・攻撃性の講義ノートです。

超簡単要約

1. 動機づけとは

人が「なぜ行動するのか」を説明する考え方。
行動は、
欲求・目標・誘因・感情によって方向づけられる。

2. マズローの欲求階層

下から順に、

  1. 生理的欲求
  2. 安全欲求
  3. 愛と所属
  4. 承認
  5. 自己実現

ただし、必ずこの順番で満たされるとは限らない。

3. 生物学的動機と社会的動機

生物学的動機
空腹・喉の渇き・性欲・睡眠など。
社会的動機
達成・権力・所属・親密さなど。
学習や経験の影響が大きい。

4. 動機の測定

主に、

  • 質問紙
  • TAT 主題統覚検査
  • マルチモーティブ・グリッド

で測定する。
質問紙は意識的な動機を測りやすいが、無意識的動機は測りにくい。

5. フロイトの動機づけ

人間は欲求や衝動によって動くと考える。

  • イド:快楽を求める
  • 自我:現実に合わせる
  • 超自我:道徳や良心

ただし、経験的に検証しにくい点が問題。

6. ハルの動因理論

行動は、
欲求 × 習慣
で決まると考えた。
後に、
欲求 × 習慣 × 誘因
へ発展した。

7. レヴィンの場理論

行動は、
人 × 環境
で決まる。
同じ状況でも、人によって意味や価値が違う。

8. アトキンソンの達成動機理論

達成行動は、
達成動機 × 成功確率 × 成功の価値
で決まる。
成功したい人は、中くらいの難しさの課題を選びやすい。
失敗を恐れる人は、簡単すぎる課題か難しすぎる課題を選びやすい。

9. 帰属理論

成功や失敗の原因をどう考えるかが、次の行動に影響する。
例:

  • 能力のせい
  • 努力のせい
  • 運のせい
  • 課題の難しさのせい

10. 権力動機

権力動機とは、他者に影響を与えたい、支配したいという欲求。
高い人は、

  • 競争を好む
  • 影響力を持ちたがる
  • リスクを取りやすい
  • 地位や象徴を重視しやすい

11. 攻撃性

攻撃性とは、他者に害を与えようとする行動。
原因は1つではなく、

  • 欲求不満
  • 痛み
  • 挑発
  • 性格
  • ホルモン
  • 暴力的メディア
  • 武器などの手がかり

などが関係する。

12. 感情

感情は、行動に関係する強い心の状態。
感情の役割は、

  1. 相手に気持ちを伝える
  2. 物事を評価する
  3. 行動の準備をする

一言でいうと

この講義は、
人間はなぜ行動するのか、なぜ努力するのか、なぜ攻撃するのかを、欲求・動機・感情から説明する心理学です。