好奇心は生涯現役の原動力であり未来の記憶の箱を大きくする | 近藤昇ブログ 仕事は自分で創れ!

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「仕事は自分で創れ!」ブレインワークスグループCEOの近藤昇が、日本とアジアをはじめとするエマージンググローバルエリアに対する思いやビジネスについて発信します。

 

 

昨日の朝、

恒例のワーケーション座談会(オンライン)を開催した。




テーマは、

一般社団法人アイオーシニアズジャパンの代表理事の牧壮さんと語る。


語るといっても牧さんは、生涯現役シニアの代表選手。私達の大先輩。しかもIT活用の達人。

牧さんから学ぶと言ったほうが正しいと思う。


ITにも精通され60歳定年後に一度はマレーシアでのハッピィリタイアも経験された牧さんの言動は、本当に今のシニアだけでなく、

私達“これからのシニア”にも勇気を頂ける。


好奇心旺盛な牧さんは、日本に帰国後、日本の高齢化社会の課題解決にまい進されている。

 

IT用語でIOT(Intenet of Things)という言葉がある。


簡単に説明すると、センサーなどを使い、世の中のあらゆるものをインターネットでつなぐという考えだ。このコロナ禍で一気に発展している分野でもある。

 

ITの専門家の牧さんが発想されることは凄い。


“インターネットでシニアをつなぐ”

牧さんのこの言葉を聞いて、どれぐらいの方がピンとくるだろうか?


ITに精通されていてかつ生涯現役シニアの牧さんならではの発想である。

日本には孤独なお年寄りが沢山いる。また、お元気でも物理的な移動には限界がある。若いころのようには動けない。そんな中、インターネットを上手に活用し、シニアがつながろうという発想だ。

 

4年ほど前のシニアセミナーで登壇していただいた際にIOTだからIOS、こうお話しされる牧さんのプレゼンにビビッと来た。私もITの仕事は専門の一つだが、流石にIOSの発想はなかった。早速、色々と連携させていただくことになった。

 

実際、コロナ禍前から、牧さんの活動に対して、行政や民間など様々な人たちの関心が集まるスピードは凄いものであった。それだけ時代が求めていたのだと思う。


牧さんは言い切る。

シニアの幸せの秘訣は、つながることである。

これは世界共通のようだ。

 

このコロナ禍になり一番困っているのはやはり高齢者。牧さんとはこの数か月、オンラインでMTGやセミナー座談会など様々活動をご一緒してきた。

 

そして、昨日は、老若男女で高齢社会問題を議論しようという場であった。




流石この時期になると、オンラインの操作も皆さん手慣れたもので、20代の学生の掛川さんから80代の牧さんまで9名でざっくばらんな意見交換、情報交換を行った。

今回の参加者は、海外経験が豊富で、日本を外から客観的に見てきた方々でもある。


私は、立場上、ファシリティターを務めたが、沢山の闊達な忌憚のない意見から沢山の発見や学びと共に、確信に至ったことも幾つかあった。


 



今回は、そのポイントをまとめて、

次のワーケーション座談会につなげていこうと思う。

 

人生100年時代、長くお元気で活躍されている人の共通点はやはり好奇心。





そして、何歳になっても謙虚で学ぶ意欲が高い。

一方、敬遠したくなるシニアは過去の実績や栄光にしがみつき、自分を変えようとしない。結果、周りの人に避けられていくようになる。

 

人間には思い込みはつきものだ。年齢を重ねると特に顕著になるだろう。

だからこそ、自らの意思で変えていく力も必要だ。





日本の信用の話題も出た。

日本は海外から信用されている。それは今のシニアが築き上げてきた基盤のおかげだ。新興国ではシニアが活躍する機会もすでにあるし、これからも増えていくことは間違いない。

 




世代間ギャップの話も出た。

今回のようなメンバーで色々と意見交換していると、それはそういう機会が日常ではなかなか作れないことも起因していると思う。

機会がないからお互いにギャップがあると思い込んでいる部分もある。


昔のような3世代同居が珍しくなってしまった現代では、オンラインで多くの世代が交流する場の価値は高いと実感した次第である。




 

AIと音声認識を活用したシニアの孤独を緩和する方策も出た。ネットでつながることも有効だが、リスクと隣り合わせだ。

だからこそ、今のIT環境には慣れている若者の活躍も必要となる。

もちろん、シニアはシニアの気持ちが一番わかる。アクティブシニアやITに強いシニアがサポーターになるという方法も有効だ。


今回の視聴者からは、本当に勉強になりました。というフィードバックが多かった。

それだけ、知らないことが多いともいえる。


 

私がこの座談会で冒頭で紹介させていただいたのは未来の記憶の箱。好奇心旺盛な人は、年齢問わず間違いなく未来の箱が大きい。

未来を見るから自然と過去は多く語らずに、先の事を話する。

何歳であろうと、そういう人は魅力的だ。

 

未来の記憶の箱が大きい牧さんとのワーケーション座談会、次回9月の開催を快諾していただいた。楽しみにしていただきたい。


パネラーとして牧さんと語りあいたい方も、大歓迎です。ぜひ、こちらに問い合わせください。


 Bナビオン問合せ先です。

以上