新人夜勤スタッフに「足りない」ものとは? | 介護施設でキラリと光る"人財”を集める方法

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介護業界の採用・教育・定着を専門とするコンサルタント・近藤麻耶が、日々の気づきや、「採用勝ち組」になるためのポイントを発信していきます!

介護採用コンサルタントの近藤麻耶(こんどうまや)です。皆さまこんにちは。

 

前回は、新人夜勤スタッフが起こしてしまいがちな事故事例を取り上げ

その事故の原因こそが、皆さんや新人スタッフの「不安」の正体であると

お伝えしました。

 

早速、種明かしをしてしまいます。

 

これらの事故の原因は、以下の「2つの“不足”」にあると考えられます。

皆さん、あるいは新人スタッフが抱える不安の正体はこれだったのです。

 

不足1:「判断基準」の理解不足

夜勤業務をこなすうえで、新人が一人前のスタッフと大きく異なることは

判断の基準がわからないことです。

 

夜勤中で心配されがちなのは急変時の対応ですが、最もリスクが高い

のは、利用者の変化を見落として、対応が遅れることです。

 

例えば、「意識がない」「けがをして大量に出血がある」など、素人が見

ても明らかな緊急時には、他のスタッフに連絡をするでしょう。問題は

目には見えづらい変化や、普段はほとんど介助を必要としない人の

体調の変化です。

 

ある程度経験を重ねたスタッフであれば、些細な変化にも気づけます。で

すが、利用者の顔と名前を覚えたばかりの新人にとって、それは至難の業です。

 

そのため、本来であればすぐに報告すべき状況なのに、事の重大さに

気づかずに自己判断で対応してしまうことが実際に起きているのです。

 

不足2:「個別ケア」の理解不足

2つ目の「不足」は、個別ケアを覚えきれていないことです。一般的な「食事

介助」や「移乗介助」のポイントは理解できたとしても、細やかな個別ケアを

習得するには、それなりに時間がかかります。

 

特に夜間は、日中とは違うケア(ナイトケアや夜間の服薬など)を行うため

介助方法がわからなくなったり、うっかり忘れてしまう可能性があります。

 

さらに、新人にとって厄介なのが、「介助方法の変更」です。

 

利用者の状態によっては、やっと覚えた介助方法が急に変更されることも

あります。これでは混乱を招いても無理もありません。

 

しかし、介助方法や薬の変更は、利用者の命に関わる情報です。

もし、これらが上手く共有されず、転倒や誤薬を招いたら、取り返しのつか

ない事故にもなりえます。

 

このような事故を起こさず、利用者の生命を守るために、適切なケアやサービ

スを提供することが、申し送りの目的です。特に、新人の夜勤業務については

「不足」を埋めることが重要なポイントとなります。

 

その具体的な方法については、次回以降ご紹介していきます。

 

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【発行責任者】
 株式会社スターコンサルティンググループ
 採用・教育コンサルタント 近藤麻耶

 

 神奈川県出身。早稲田大学卒業後、青年座研究所入所。

 発声や身体の使い方について専門的に学び、演劇漬けの日々を過ごす。

 その後、大手介護企業に入社し、自らプロジェクトを立ち上げるなど、

 現場の企画・運営に携わる。

 株式会社スターコンサルティンググループ入社後は、首都圏・関西を
 中心に、採用市場調査を実施。介護施設をはじめとした求人広告を
 6,000件以上比較し、ヒアリング調査をした。また、昨年調査した展示
 会数は15件にのぼる。

 これらの調査から、成功する会社と失敗する会社の法則を編み出
 し、介護専門の採用コンサルタントとして積極的に支援している。


 株式会社スターコンサルティンググループ
 東京都港区浜松町1-27-9 トラスト浜松町ビル6階
 http://www.s-cg.co.jp/
 電話03-6432-4020

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