売れないミュージシャンのジャックが夢を諦めたその日、世界規模で12秒間の大停電が起きる。その瞬間、交通事故に遭い、意識を失って病院に担ぎ込まれたジャック。彼が目覚めると、そこはなぜか歴史上からビートルズの存在が完全に消えた世界になっていた。ジャックが仲間たちに弾き語りでビートルズの『イエスタデイ』を披露すると、幼なじみで友人のエリーは初めて聴く美しいメロディに驚き、大感動してしまう。やがてジャックが歌うビートルズの名曲の数々は、彼の持ち歌として世間の注目を集め、瞬く間にスターへの階段を駆け上っていくジャックだったが…。

 

世界規模の大停電のあと、ビートルズの名も曲も、すべてがこの世から跡形もなく消え去っているという、ものすごい設定ポーン

PCで「The Beatles」と検索しても、出てくるのはカブトムシの写真ばかり(笑)

ジャックのレコードコレクションからも、ビートルズのだけ無くなってる!

ちなみに、コカコーラの存在も無かったことになっていて、ペプシしか存在しない世界になってしまった(笑)

 

見ていてまず気になったのは、「この結末はどうなるんだろう?」ってこと(笑)

ありがちなのは、

 

①また同じような大停電が起こって、元の世界(ビートルズが存在する世界)に戻る

②実は事故に遭ったジャックが意識を失っている間に見ていた夢のハナシだった

 

・・・この2つのパターンですよね!?

 

でもどっちのパターンでもなかったんですよ滝汗

アタシとしては「あ、そう来る??ゲッソリ」って、ちょっと肩すかし喰らったようなカンジでしたアセアセ

でもありきたりの終わり方ではない、って意味では、これはこれでよかったのかも?とも思えました。

 

アタシのビートルズとの出会いはもちろんリアルタイムではありませんアセアセ

アタシには10才上の音楽好きの兄がいてバンドもやってたので、子供のころからビートルズの名前くらいは知ってましたが、本格的にビートルズにのめりこんだのは高校生になってから。

クラスメイトのお兄さんがビートルズの大ファンでアルバムをたくさん持ってて、それを借りて聞いたら、もうシビれちゃいましたラブ

どの曲もメロディーがキャッチーでほんとにショーゲキ的な出会いでした。

で、すべてのアルバムを借りてはテープ(時代だな~アセアセ)に録音、歌詞もコピーして、何度も何度もテープがのびるくらいまで聞いて口ずさんでました。

で、改めて兄所有のビートルズのアルバムも聞きこんだり、ウチにあったビートルズの曲のピアノの譜面見て弾いて歌ったり・・。

そういえば今思いだしたけど、一番はじめの出会いは、おそらく兄がピアノで弾く「レット・イット・ビー」だったのだわ。

 

そんな、青春時代をビートルズにハマって過ごしたアタシなので、この作品の中でたくさんのビートルズナンバーを聞けたのがとにかく嬉しかった。

劇中では主人公役のヒメーシュ・パテルが実際にビートルズの楽曲を歌ってますが、やっぱイイ曲はイイグッ

誰が歌っても、どんだけの時を経ても、まったく色あせない・・それがビートルズの魅力キラキラ

 

エド・シーランが本人役で出てるのが、これまたすごくよかった!!

今を時めくエド・シーランがジャックの才能に嫉妬・絶望するワケですよ(笑)

「君はモーツァルトで、僕はサリエリだ」なんつって笑い泣き

 

アタシはビートルズが好きといっても、その「楽曲」が好きなワケで、ビートルズってバンドや、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴっていう個々のメンバーについては特に思い入れもなく(ソコがリアルタイムで出会ったのとそうじゃないのとで違ってくるのかも)、エピソードとかにもまったく詳しくないので、この映画に出てくるいろんなトリビアはわからなかったけど、真のファンならそういうのがわかってさらに楽しめる作品なのかもしれません。(トリビアは公式サイトに紹介されてます。)

 

ネタバレになるので詳しくは書けませんが、アタシが気に入ったセリフを最後に。

「ビートルズがいない世界はすごく退屈」

 

ビートルズ好きな人、エド・シーラン好きな人はぜひ見てねウインク