こないだ博多行った時、阪急で「博多水無月」なるもの発見


「博多水無月」は水無月とはいうものの、いわゆるアノ水無月とは別モノ

なんでも福岡市和菓子組合が約20年前に「博多オリジナルの季節の和菓子を!」ってことで、この「博多水無月」を始めたそう。20年近くの間、ぜんぜん気が付かなかったアタシ

「小豆とわらび粉を主原料にし、笹で巻く」ってのがルールで、それ以外の形・原材料については問わないそうです。カップ入りまであるじゃん

その昔、真夏の時期に貴重な氷が食べられない庶民のため、形だけでも氷に似せて作ったという白い三角の形(のういろうの台)・・水無月というお菓子の一番根幹を成す部分のようにアタシには思えるのですが、博多水無月ではそこはスルーのようです(笑)
とにかくお店ごとにオリジナリティを打ち出したもの・・ってのが大事らしい。
これで福岡・博多の和菓子業界を盛り上げて行こ~~っ
っていうね


またういろうではなくわらび粉を使うことについては、売場の人(たぶん福岡市和菓子組合の方と思われる)曰く、「福岡の人はういろうを好まない。モチモチ食感を、となるとういろうではなく団子や餅を食べる文化なんです。」と。
そっかー。そうなのか~。
一般的に福岡ケンミンはういろう好きじゃないのか~・・
アタシはういろう超好きなのに

オットがここ2か月の間に2度名古屋へ出張しましたが、1度目のお土産には、

これとか、

これとか、

これとか、

これとか・・
人気だというお菓子、片っ端から買って来てもらいました。
・・が結局、この(アイスバーみたいでオサレですが要は)ういろうが、やっぱなんちかんち言っても一番ウマイわと思ったアタシ(爆)
そんなわけで、2度目の出張に出かけるオットから「お土産何がいい?」と聞かれた時は、迷わず「ういろう」と

「こないだみたいに(アイスバー的な)オサレなことは要らん。棹のは切るのめんどくさいけ、1個1個個包装のヤツ。」という発注をし、

思い通りのういろうゲット

もう、ほんっっっと好き
ういろう


この全10個のうち、8個アタシがいただきました

棹のは切るのが・・と言いつつ、ホントは一本棹食いできるイキオイ(笑)理性でしないだけで

・・・・・
話が横道に逸れました
・・閑話休題。

ここからが本題です(笑)
わらび粉使った・・でふと思いだしたんですが、そういえばアタシが昔地元で食べた水無月は、見目形は京都の水無月のようだったけど、台の部分がういろうではなかった気がする・・なんかもっとツルンとした食感だったような。
その記憶を確かめるべくそのお店 きねや(北九州市八幡西区)を訪ねてみました。
昔ながらの街の和菓子屋さんで、お赤飯もおいしい

・・で買ってみました。

え?違うやん
水無月やないやん


お店に入って探すけど水無月はなし・・
お店の人に「あれ?ここ水無月置いてませんでしたっけ??」と尋ねると、「いえ、うちはういろうです。それ。」と指差されたのがこれだった。
名前は「笹ういろう」@108円。
「え?昔っからこれでしたか??」
「そうです。」

この2層構造が、アタシの記憶を混乱させたのか
(笑)小豆のってるみたいやん



あーー・・でもよくよく考えてみたら、ここのはコレだったような気もする~

これはこれでおいしいぃ~~
なんたってういろうだもん(笑)

・・でもね、確かに上に小豆がのってて、でも下の部分はモチモチじゃなくて、ちょっと寒天に近いような食感の水無月をどっかで食べた記憶があるのよね。
どこのだったんだろ~~





ちなみに下がういろうの(形も正統派の)水無月、福岡だと鈴懸にあるようですね~。
あさってまで(6月中)は売ってるでしょう、たぶん。