六本木のスキマにあるアートその3 | 現代アートの絵ってなんだ?

現代アートの絵ってなんだ?

絵が好きです。そして、現代アートも好きです。みんな分かっているようでよく分からないこと、それらについて僕も勉強するつもりで気ままに更新します。。。

どうも皆さん、おはこんばんにちは

 

 

あのユーチューバーの方々に倣ってみました

 

 

前回の記事から随分と時間が過ぎてしまいましたが、六本木アート巡りもまだ終わっていないので引き続き書いていこうと思います

 

 

今回取り上げるのは美術家・森村泰昌氏です

 

※以下Wikipediaより引用

 

森村 泰昌(もりむら やすまさ、1951年6月11日 - )は、日本の現代芸術家。
大阪市生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業、専攻科修了。大阪市在住。
1985年にゴッホの《包帯をしてパイプをくわえた自画像》(1889年)に扮する自身が扮したセルフポートレイト写真《肖像・ゴッホ》(1985年)を発表。初めて展覧会評が美術雑誌に載り実質的なデビューを果たす。
1989年にはベニスビエンナーレ/アペルト88に選出され国際的にもデビューを果たし、その後も一貫して「自画像的作品」をテーマに、セルフポートレートの手法で作品を作り続け、国内外で展覧会を開催している。
主な作品には「西洋美術史になった私」シリーズ、「日本美術史になった私」シリーズの他、ハリウッドなどの映画女優に扮した「女優になった私」シリーズや、20世紀をテーマにした「なにものかへのレクイエム」などがある。

 

 

実はたまたま通りかかって立ち寄った時にやっていた展覧会でふらりと覗いてきましたが、この冬も精力的に作品を発表されていらっしゃるみたいです

 

 

後で知ったことですが、東京(会期終了)のほかに大阪(常設展示?)やアメリカのニューヨーク(2019.1.13まで)でも展覧会が開かれていたようで、精力的に活動されています

 

 

自分がセルフポートレイトでまず頭に浮かんだ作家さんは、シンディ・シャーマン(1954年アメリカ生まれ)ですが、実は年齢も近くほぼ同世代で何か作品から受ける印象もどこか似た雰囲気を感じてしまいました

 

 

 

美術界的にはどのように認識されているのか少し調べてみました

 

まずはその背後にある思想や動向では「ポストモダニズム」の枠組みで語られることが多く、さらに細かい枠組みの中で「シュミレーショニズム」として認識されているようです

 

ポストモダニズムとは「近代以後」の意でモダニズムという思想や近代的な政治、社会、文化の諸事象や歴史を批判的に克服しようとする思想や動向の総称である。(現代美術のキーワード100/暮沢剛巳/ちくま新書)

 

シュミレーショニズムとは、写真や広告の図版などを利用しながら、既存のイメージを積極的に自作に取り込む手法に大きな特徴がある。

(現代美術のキーワード100/暮沢剛巳/ちくま新書)

 

私が立ち寄った会場では、とにかく巨大な「モデルヌ・オランピア2018」が看板作品として展示してあり、その奥にごく小さなポラノイド作品が横一面にズラリと並べて展示されていて作家の説得力を感じさせる構成になっていました

 

 

 

「モデルヌ・オランピア2018」画廊ページより引用

 

小さい作品は手元に置いて所蔵するにも手ごろに感じられましたが恐らく数十万かもしくは数百万の値段がついているのでしょうね

 

 

しかし、個人的な嗜好と合致しているかと問われればそれはまた別の話ですが…

 

 

とにかく気迫の感じられる展示ではありました

 

 

会期終了

「森村泰昌 『私』の年代記 1985~2018」

シュウゴアーツ

 

 

 

添付画像は会場外観(Googlemapより引用)

 

 

 

作家自身による過去の展覧会告知動画

 

 

 

ではではー