2017.3.10.11

ふてくされる女に会った。初対面だ。どうして「ふてくされている」のかわからないまま時は流れた。ほんの一瞬の出来事だった。僕はこれからもふてくされないで生きてゆきたいと思った。そんな僕にふてくされていたのかもしれない。



友人である「かとうまさひろ」の個展を家族で観に行った。彼は夜道レコードからアルバムも出してる「トリルイ」のメンバーでもあります。彼は用事があったらしく在廊してはなかったが、ギャラリーの人にお土産を預けておいた。たまたま友人の重野夫妻と会った。重野夫妻も芸術家で、旦那さんの個展を家族で高島屋まで観に行った事がある。昔から思うのだが、この手の「偶然」は何だか嬉しい。シンパシーに近いものを感じてしまう。何と言うか、生活のタイミングが近いのかもしれないと思ってしまう。前例として、そんな友人とはレコード屋だったり飲み屋だったり、旅行先でバッタリ会うこともある。


彼の作品「個人的漫画」を買った。きっと、高田渡の詩集「個人的理由」をオマージュしたような表題や表紙なのだろうと思う。猫の木のバッヂも可愛かった。







それから、阿字ヶ浦の浜辺に行った。海は蒼く、波は白く、空は海と波の色を合わせた位の水色をしていた。僕は手を合わせ「これからもどうか穏やかに、いつも綺麗な海が大好きです。いつもありがとう。」そんな気持ちで目を瞑った。今日であの日から六年が経ちました。あれから僕の生活にも沢山の変化があって、不安に思うことも沢山増えましたし、沢山の希望もあります。平和な世界は家族で創るものだと思います。父の僕としては、娘がすくすくと育ってゆける環境に暮らしていたいと思うだけで、世の中から求めるものは何一つありません。ただひとつ、僕たち家族三人の運命は僕たちだけで決めたいんです。それだけです。原発も戦争もオリンピックも汚職も森友学園も芸能人のスキャンダルも僕にはまだ何も答えられないし、答えたくもない。そもそも素人が答えるものではない(誰も喜ばないし、騒ぎ立てるだけだから。自称ジャーナリストも含む。答えを求められて発言しなくてはならない立場の人だけ、責任を持って答える必要がある。)。「は?そんなこと知るか。僕には関係ない事ばかりだ。第一、嘘をついたり人を悲しませたり騙したり、「悪い」って事は決してやってはいけない事なんだよ。そんなことも知らないのか。そんなことも親に習わなかったのか。人間なんですか?偉そうにしてるけど本当に馬鹿なんだな。しっかりしろよ。こんなになっても手前の都合ばかりを考えてるんだな。馬鹿が馬鹿のふりして、人間のふりまでしてらぁ。」って思っています。