大したことはない。

けど、私には大したことだった。

中学3年生ではじめの転機はおとずれた。

学校にトボトボ行ってたら、男の人に中学までの道を聞かれた。うまく説明出来なくて、「一緒に行きますよ。」と答えたら「じゃぁ、自転車、そこに止めてるから一緒に来てくれる?」と言われて、おバカだったので何も思わずついて行ったら、その駐車場の前で様子が変わり「そこに刃物あるから、逃げるなよ」みたいなことを言われた。あまり覚えてない。

確かに自転車の前かごには白い布か何かで包まれてたものがあって、何も言えなくなった。

「中に入れ。」と言われて駐車場の車と車の間の一つ空いてる駐車スペースに行けと促されて行き、一緒に座った。「手を触ってもいい?」と聞かれて、「いいよ。」と答えて手を出すと、「恥ずかしい!」と照れ笑いをして顔を隠してはった。そして「場所を変えよう、堤防に行こう。」と言われ、逃げるチャンスやと思って「いいよ。」と言った。私も自転車やったから乗って行こうとしたら、「カバン貸して。」と言われ私は「大丈夫。絶対逃げへんから、信用して。」って少し甘えた声で言ったら聞いてくれた。そして一緒に行ってたら大通りに出て、二人組の男の人がいたから、私は自転車を捨てて飛び降りて、「お願いします。助けて下さい!」と言った。二人組の男の人は、男に「何してるんや?」と言い、男は「道聞いてただけや。」と言い、二人組の男の人は「道なら俺が教えたるわ!」って言ったら逃げていった。私は初めて腰を抜かして立ち上がれなくて、少しの間そのまま動けなくて、家まで一人の人に送ってもらった。私はそれでこの件は終わったと10何年も思っていたけど、私は中学3年生の途中から、今も鮮明に覚えてるけど、いきなりクラス全員、仲良しやった子も親友やった子もだれもともお昼ご飯の手前から衝撃的に話すのが怖くなり誰も信用できなくなった。私はずっとそれが、親友に秘密をバラされて裏切られたからだと思ってたけど、親友に少し裏切られたくらいでそんなことなるはずがないと最近思って、ちょうど同じ位に、この出来事があったことを思い出して、多分あの衝撃は、あのせいなんやと腑に落ちた。親も学校行けないから、「ちゃんと行きなさい」とか無視されたり睨まれたりご飯作ってもらわれへんかった。しょうもない性被害やけど、性被害は、その人にもよるし、度合いにもよるし、本当に難しい問題やと思う。動物の進化にも似てるんかも。ピンチはチャンスやったりする。絶滅して、新しい生命が生まれる。けど、それには少し時間がかかる。

今までにはこれと、後はコートをいきなりとられて全裸を見せられたり、スカート覗こうとされたり、バイクで何度も追いかけられたり、パンツ持って引き釣り回されたりして背中が傷だらけになったり、相手が終電無くて帰れなくて絶対しないと約束してホテルに行ったら「抵抗したら中出しすんぞ!」って言われてされたり、付き合ってた人に「実家燃やすぞ。俺は部落やから何でもできるからな。」と脅されて強制的に8ヶ月同棲せざるおえなくて気持ち悪いプレイを強要されたり脅されたり、蹴られたり物投げられたり、殴られかけたりした。

気づいたら、パニック障害、うつ病になってた。けど、どれも大したことはない。

けど、私には、私の心には大きなことやったんやと思う。

そして、気づけたことに感謝。

生きてるだけでいいのよ。

大丈夫。

もっと自分を知り、幸せになれますように。

腟炎やのに、よく性被害にあったなぁ(笑)

いきなり襲われたら大きい声なんて出せないですよね。この気持ちはめちゃわかる。