パソコンの中を整理していると懐かしい文章が出て来ました。

無錫で暮す生活を書きとどめて置きたいと、ホテルで書いたものです。

かなり古いので参考にはなりませんが、

定年後を過ごした生活が少しはご理解いただけると思います。

少しづつ連載していきたいと思います。

滞在は2003年8月~2007年4月末の間でした。


                                                     2006年に書いたものです。

 

阿炳をご存じないですか?

何度かこの「無錫に暮して」で書きましたが

中国の名曲「二泉映月」を作曲した盲人の胡弓弾きです。

 

 

無錫の中心地に住み、街で流しをして生活をしていたそうです。

錫恵公園の中に

漢の時代に造られた天下二泉と言われた井戸があります。

 

 

今は殆ど水はありませんが、この水に写る月を描写したようです。

阿炳は生活が乱れ30歳ごろ失明したそうで・・・・・・

子供の頃よく遊んだこの池に写る月の綺麗さを歌ったそうです。

物悲しいメロデーは盲人になり世を恨み、

孤独な生活を表現しているそうです。

御存じの方間違っていないでしょうか?。

 

話は飛びましたが国慶節の街は人の群れです、

 

 

途中で列車の乗車券を買う人達を見ることができました。

駅以外でもキップを買うことが出来るそうですよ!

 

 

休みになってから買うのですから皆さん大変ですね。

何日間、故郷へ戻れるのでしょうか?。

朝田先生と昼食をとってからお別れしました。

 

私は陳さんのいる盲人マッサージの店に向かいました。

エッ、店が工事中で誰もいません。

疲れを取って欲しかったのですが。

南禅寺の蔡さんが連れてきてくださったお店で中でも陳さんのマッサージはとても上手です。

黙っていても悪いところを押さえてきます。

涙が出るほど痛いのですが、後はとても気持ちよいのです。

工事中はどこで開業しているのかあきらめてホテルに戻ります。

 

 

1時間ほど昼寝をしたでしょうか?

時計は5時を廻っていました。

まもなく胡さんがロビーに迎えに来ましたと部屋の電話に知らせが来ました。

用意をして急いでロビーへ降りて行きました。

5ヶ月振りの対面ですが以外にそんな感じがしませんね。

よくネットのメッセンジャーで会話をしている精でしょうね。

又もタクシーが来ない・・・・。中華料理の店は中山路にありました。

 

今夜、集まってくださった方は

岡先生、丁先生、胡さん、蒋さん、孫さん、省さん、

初めてお会いする弁護士の葛さん、

インターネットで私を知り来て下さった高さん、

 

 

日本語交流会のホームページを作ってくださった吉さんと恋人、私を入れて11名が集まりました。

久しぶりに無錫の中華料理を口にします。

初めての方も初対面を感じません。

昨年、私の誕生会に出席していただき、最後まで名前の判らなかった省さん、

久しぶりにお会いして明るくなり日本語もかなり上達しています。

日系企業に就職し通訳の仕事につかれているとか、

皆さんが少しでも日本語を理解され仕事に役立てば

熱心に指導される丁先生を始め先生方の苦労が報われると思います。

 

日本語を話せることでの友達作りの輪も大きくなっていますよ

無錫で日本語は少しずつ広がっています。

日系企業が増え、日本語通訳の方も増えていますので、

 

皆さんへのお土産は・・・ダイソーの「ことわざ辞典」「小銭入れの財布」、

CD(日本の歌)それから私のDVD映像です。

蒋さんには頼まれていましたデジカメを買っていきました。

これで1年半の間で買ったデジカメは16台です。

カメラのキタムラ店長と親しくなってしまいました。(笑)

こんなに買うお客さんはいないでしょう?

個人でこの様な数はないそうですよ中国の方は本当に写ることが好きですね。

私も頼まれて持ってくるのに張り合いがありますが・・・・・

正確に言うと密輸出でしょうが(苦笑)

いつも皆さんに差し上げるお土産で考えます。

物価の違う国ですから、なおさらですが、

「ことわざ辞典」を前回少しもって行きましたところ好評をいただきまして、

日本人と会話するときに必要と思い又もってきました。

「小銭入れ」は中国で見かけませんコインを多用する時代に便利です。

私が持っているのを丁先生が見つけて,是非次の機会に持ってきてほしいと要望された品です。

 

胡さんが開いたホームページに「近ちゃんに会いたい」のコーナーがあり、

かなりの方がアクセスしてくれています。

そのページをみて高さんは来て下さいましたよ!

「無錫市日語学友会」のホームページも吉さんの協力で立ち上がりました。

その中に日本執友の欄があり、私のプログに繋がるようになっています。

かなりの皆さんが私のプログを読んでいただいているようです。

日本人の私が見て感じたことを発信していきたいと思います。

中国の皆さんが読んでくださるので、これからも頑張って書き込みをしたいと思います。

もう時計は9時です、お互いに楽しい会話が続きますが、

次回もこの様な会を開くことで終わりにしました。

 

お別れするときに胡 毅さんが明日どこかへ出かけましょうと誘ってくださいました。

子供さんがお多福風邪のようですが、大丈夫みたいです。

それではお言葉に甘えて梅園へ行く約束をしました。