毎月
月の後半になってくると
店名義の銀行残高から自分個人の口座へ
生活費を振り替えねばならない
恐ろしい日がやって来る。
世間で言えば
嬉しい楽しい『給料日』なのだが。
個人事業主にとってみれば
こんなの嬉しくもなんとも無い。
家のローン。
光熱費。
生命、医療保険各種。
クレジットカードの支払い。
そして、痛い痛い税金関係。
それら全てを払うがために
1ヶ月かけて
コツコツ積み立ててきた店の口座から
ごそっとまとまったお金を
泣く泣く
移動させなければならないわけだ。
ここ2年のコロナ騒動により
とても心細くなった店の残高を見ては
はー、また翌月も踏ん張らねば!
と、心を奮い立たせることの連続。
給料日が待ち遠しい?
独立して7年目。
そんな感覚、とっくに忘れてしまったよ。
従業員として働きさえすれば
確約されて入ってくる給料とは違い
経営者の場合
いくら働いても何も残らない可能性や
逆に資金が減っていく可能性と
常に隣り合わせなわけだ。
でも、その不安定さは
誰に指図されるわけでもなく
何でも自分の思ったように出来る自由との
引き換えなんだと思う。
こんな状況にはあっても
雇用者に、また戻りたいとは思わない。
一度、自由を知ってしまったから。
明日からは『まんぼう』適用。
制限される中で、出来ることをやろう。