「日本の民謡 ~南部の旅~」というLPを購入した。唄は、佐藤善郎と佐藤陽子。

  


収録曲は、
A面
1、俵つみ唄
2、南部甚句
3、南部木挽き唄
4、白銀ころばし
5、南部馬方三下がり
6、八戸小唄
7、南部牛方節

B面
1、道中馬方節
2、南部盆唄(寅丈さま:ママ)
3、南部よされ節
4、南部荷方節
5、茶屋節
6、おしまこ節
7、銭吹唄

 佐藤善郎の唄を聴きたいので購入したのだが、・・演奏者を見ながらおもしろいなぁと思ったのは、B面の「おしまこ節」。三味線は、市川竹女。野澤陽子(佐藤茂樹の奥さん)が、『竹女ぼさま三味線をひく』という本を書いているが、竹女の記憶も曖昧で致命的なのは、野沢が竹女の演奏する三味線を聴いたことが無い点にある。著作によると海外公演やテレビ出演などをしていたらしいが、音源がほとんど残っていない。

また、竹女の名前は「竹山」と「雲竹」から許されて免状までもらったとある。実際、免状の写真も掲載されているが、実際に竹山の弟子でもないし、教えも受けてはいない。