カッとしやすい性格をコントロールできるようになる方法


ちょっとしたことですぐにカッとなってしまい、そのまま怒りを辺り一面にブチまけ続けてしまい、気がつけば周囲はドン引き…


なんて経験はありますか?



一度でもこんなことをしたら、周囲から「ヤベー奴」と、距離を置かれることは必至です。



我に帰り、冷静になって考えると、自分がしでかしたことの愚かさに気が付きます。


が、怒りに「我を忘れて」いる時は、そこまで頭が回らないのが実情ではないでしょうか?



最近では、このようにカッとしやすい性格の人たちのために、「アンガー・マネジメント」なるテクニックが存在します。



アンガー・マネジメントとは?




アンガー・マネジメントとは、理性で怒りをコントロールしようとするものです。


その方法には、


・深呼吸する

・怒りを数値化する 

・その場を離れてクールダウンする  


などがあります。



これらの理性的な方法で怒りをコントロールできる人は、大いに参考にされるといいかと思います。


しかし、問題は怒りが強過ぎて、理性的な方法ではコントロールできない場合です。



怒りっぽい人は大抵自己評価が低く、始終「人からナメられたくない、バカにされたくない」と、身構えています。



そんなにしょっちゅうバカにしてくる人もいないと思いますが、自己評価が低いと、「渡る世間は鬼ばかり」になってしまいます。



他人のちょっとした言葉や仕草で「この人は私をバカにしている!」と、怒りの導火線に火がつきます🔥。



カッとしやすい性格を治す方法




自己評価が低く、カッとしやすい性格の人は、子どもの頃に母親/父親から自分の辛い気持ちを充分に受け入れてもらったことがない場合があります。



以前カウンセリングしたクライエントは、子どもの頃にガキ大将からいじめられ、泣きながら母親の下に駆け込みました。



そのとき、母親は子どもの悲しみや辛さに共感したり同調したりすることなく、


「男の子は泣くんじゃない!」


と、叱り飛ばされてしまいました。



もしも母親が「悲しかったね」「辛かったね」「悔しかったね」と、子どもの心に寄り添ってくれたら、子どもは安心して自分の気持ちを受け入れたことでしょう。



しかし、叱りつけられたことで自分の気持ちを持っていきようがなく、その人は母親に深い不信感を抱くようになりました。



それから他人全体に対して深い不信感を抱くようになったのです。



このクライエントは、母親に自分の悲しみを拒絶された絶望感を癒す必要がありました。



また、その時の母親自身に心のゆとりがなく、子どもの悲しみを受け入れてあげられなかったことを赦すことを理解しました。



カウンセリングで充分に悲しみが癒された後、クライエントは徐々に人を信用する気持ちが生まれたそうです。



人を信用する気持ち、ひいては自分を信用できる気持ちが湧いてくれば、むやみに他人を怒る必要は無くなります。



やがて、「仏のように穏やかな人」という評価を持たれるようになることでしょう。



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