溺愛は虐待?



「溺愛は虐待」と聞いて、「殴られたり暴言を吐かれたり、育児放棄されたりするよりは大分マシでは?」と思う方もいることでしょう。


確かに、「甘やかされて育った子」というのは、人から羨ましがられる対象かも知れません。


しかし、「甘やかされて育った子」が、いつまでも大人になりきれず、どこか幼さが残る人が多い、という印象も受けませんか?



溺愛の弊害




溺愛されながらも、ちゃんと「自我」を確立できている人は、大人として成長していけます。


しかし、いつまでも「ママ/パパのこの世で1番の可愛い娘/息子」として育てられ、本人も親の期待に沿うようにすると、自我を確立するチャンスを失います。


そして、

「心は永遠の少年/少女」

になってしまいます。


自分の人生に主体性を持つことができず、あらゆる事が自分の意思で判断も決断もできなくなります。


小・中学生の頃はそれでも周りの大人の言う事に従っていればやり過ごすことができます。


しかし、高校生以上になると、進路のこととか、自分の意思で決めなくてはならないことが増えてきます。


そんな時、慣れない「自分の意思を持った大人としての対応」を求められると、どうしていいか分からず、パニックになります。


自分のした事に責任を取ったことがないので、「責任を取らされる怖れ」に対峙する自信がなく、一目散に逃げ出します。


急に退職したり、急に離婚したりする人がいますが、おそらくこの「怖れに向き合わされる怖れ」に対処する自信がないからだと思います。



また、人によっては、「溺愛されて自我を確立させる機会を奪われた怒り」から、自分を人形のように溺愛した両親を激しく憎むようになる人もいます。



自立心を養う方法



溺愛されて自立心を養う機会を逃した人が大人として成長するためには、小さな事でもいいから、「自分で決める」ことです。


そして自分の選択の結果が失敗だとしても、そのことで自分の価値は下がらない、ということを理解することです。


この世で失敗したことがない人は1人もいません。


失敗を避ける最良の方法は「何もしないで引きこもること」ですが、一生引きこもる訳には行かないですよね。


たとえ失敗したとしても、


「このやり方では上手く行かなかった、ということに過ぎない」

「失敗は、もっと成長しなさい/別の方法があるよ、というメッセージに過ぎない」

「災い転じて福と為す、で、この失敗の先には思わぬラッキーが待っている」


と思うようにしましょう。



いちいち小さな失敗にビクビクしなくなれば、もっと気軽に自分で決める事ができるようになります。



そうすれば、もっと肩の力を抜いて自分の人生を楽しめるようになるでしょう。



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