タロットカードには正位置と逆位置があります。

絵を真っ直ぐ見るポジションが正位置、天地逆さになっているのが逆位置です。

この向きによりカードの解釈が変わると言われていますが、採用するかしないかは占い師次第です。

私は今は逆位置を入れて占いますが、長い間それに触れずにきました。



タロットカードに出会ったのはその昔小学生の時です。興味半分でカードが付録についた本を買いました。


星や恋人の明るいカードにわあっ✨と感激したいっぽう、悪魔や死神のインパクトにうわぁ、とドン引き😅。
何となく手にしづらくなり、そのまま本棚の肥やしになってしまいました。


それからタロットに出会ったのは20年ほど経ってから。
実家を出て何かと忙しい生活のふとした合間で、本屋で今度は小学生のころより本格的なタロットカードに出会いました。
懐かしさいっぱいで購入。見よう見まねでひいてみたのですが、見方や読み方が今ひとつピンとこなくて。
そのまま押し入れに放置となりました。


数年後、私は仕事や子育てに追われる毎日を過ごしていました。
そんな中、ある日ふと押し入れのタロットを思い出して引っ張り出します。
そして答えのない現状を思いつつカードをめくってみたら、あらっ…なんだか私タロットを読めている?
ささやかながらも人生経験を積んできたためか、苦手だったカードを受け入れられるようになっていて。それが功を奏した気がします。。

使うのは正位置のみです。逆さになると良いのか悪いのか🤔?と解釈迷子に。
そもそも素敵なカードが出て喜んだのも束の間、逆位置で意味が変わるなんてショックすぎる!
そんなチキンな理由で、例え逆位置が出てもひっくり返して、正位置で読んでいました。


そしてここ最近、タロットの逆位置を受け入れられるようになってきました。
どんなカードが出ても、人は幸せになれるようになっている。過去も未来でも。。
理由なき自信ですが、人間万事塞翁が馬🏇、を予想のつかない人生から学びました。

私にとってタロットを受け入れることは、自分や人生の良いところも悪いと思うところも蓋をせず受け入れること。
開運は、そこから始まるような気がします。

そもそもカードに良い悪いの判断をつける必要はないのかもしれません。
占いを求める人は、幸せになりたくて占いをするもの。その思いこそが、良い将来を引き寄せ、未来をつくり出すのだと思うのです。