保護者様各位

 

本日で、中3生以外の方は最後となります。

 

長い間、皆様のおかげで塾をさせて頂けたことに深く御礼を申し上げます。

 

26歳~41歳まで学習塾という仕事に携わり、教育というものは本当に難しい仕事だなとつくづく実感した15年間でした。

 

志望校合格や成績アップなどの結果をだして、保護者様、子どもたちの「期待」に応えたいという思いの中、あらゆることを試行錯誤しましたが、そこには、子どもたち「思い」「性格」「遺伝」「能力」「環境」などの要素が入り交じり、教育を型にはめることは不可能であり、ベストを尽くした上で、どんな結果になっても感謝し、それを受入れ、幸せを願うしかないのだなという思いに至りました。

 

また、今なら、20代30代の未熟な私を、本当に多くの保護者様が許し、見守って下さっていたことも理解することが出来ます。そういう中で、自分自身にも息子が出来て、保護者様の気持ちが少しずつわかってきたときは本当に嬉しく思ったことを思い出します。

 

その反面、息子が産まれてから、日本の教育というものをより真剣に考えた時に、50年間変わらない日本の教育、日本人の「幸せ」の価値観などに著しく違和感を感じ、自分の心と行動(塾の仕事)が一致せずに苦しんだ数年間だったことも事実です。

 

今後は同じ地で「自習室ラビット」という名称で有料自習室を運営し、自分の夢を実現したい人たちを応援していきます。

 

最後になりますが、本当に本当に甲南ゼミナールを応援してくれてありがとうございました。たくさんの保護者様と子どもたちにお会いできたことは一生の宝物です。

 

私はまだまだこの尼崎の地で頑張りますので、またお会いできるのを楽しみにしております。そして、私とご縁があったお子さま達が希望の未来を手に入れることを心より願っております。本当にありがとうございました。^^檜垣