呉服屋さんに行くと

お店の方に

「本当にお着物がお好きなのですね。


目がキラキラして、着物の話をされるから」


と違う場所でも同じことを言われた。



そうかもしれない。

どんな顔をして、着物を見ているのか

自分では分からないが、ワクワクしながら、

手にとっているので。

お教室の生徒さんたちが、嬉しそうにお着物を
 
着ている姿も同じようにワクワクする。

お着物に携わる着付けの先生方は、そのような

方が多いように感じている。

技術を提供して、報酬をいただくのだ。

私たちの着付けの団体に、ある所から、

着付けの要請がきた。


そこは、何着着ても同じ料金で、できたお写真
 
の枚数でお金が発生するらしい。

何枚も着たい〜そりゃそうだ。

お客様の気持ちはわかる。

ファションショー、しかも着物で、

こんな機会は滅多にないはず。

で、着付けをする側は時給。

何枚着せても、同じ料金。

技術が上がれば上がるほど、早く綺麗に、

苦しくなく着せることができる。

私の尊敬する先生も、少しでも多くの方に

着物を着せたいと思う気持ちで、

そのお手伝いに行ったが、

手首を痛めてしまい、そこの会社との仕事はし

ないことにしたようだ。

国家試験 着付け技能士1級

十二単もされている先生なのに。   

技術のわからない人が、

技術のある人を使うのは、

無理がある。