こんにちは
今日は、昨日の不妊症のご相談から昨年2019年11月14日に無事男の子を出産されたU.A。さまのご相談から、産後の激しい眩暈や立ちくらみ、そしてつかれやすくなにもできないとのことでした。が、出産後なので出産じの出血による眩暈のことが考えられます。出産じにはすくなくても800cc~2000ccの出血があると言われています。また、母乳も血液の成分からつくられるので、授乳中は血液も消耗してしまいます。ですからどんな場合も、出産後は血液を急速に補う必要があります。
*中医学で考える眩暈の原因
まず
めまいの原因を中医学では以下の4つの原因で考えます。
A、血液が不足が原因の場合は血虚(ケッキョ)が原因と言われます。
B、「からだのゴミ」=老廃物が原因の場合で、この「からだのゴミ」のことを中医学で痰湿(タンシツ)と呼んでいます。
C、腎がよわったことが原因の場合は腎虚(ジンキョ)が原因と言われます
D、ストレスが原因の場合は肝陽上抗(カンヨウジョウコウ)が原因といわれます。
産後に多い
Aの血不足と
産後すこししてから多い
Bの食べ過ぎや早食いによる眩暈
についてお伝えします。
A、血が不足の場合で血虚(ケッキョ)が原因の場合
A-1、血不s九が原因の場合
・フワフワする
・動くとめまいを感じる
・肌が乾燥する
・爪が割れやすい
・月経血が少なくなってきた
などの症状が多く見受けられます。
A-2、漢方のお薬は
血液をふやす婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)などが良く使われます。
A-3、食事の養生は
・ほうれん草などの緑黄色野菜
・クコ、棗、牡蠣
・レバー、鶏ガラスープ
などがおすすめです。
台湾には鶏ガラスープと冬瓜の薬膳があるようですが、食べやすいクコや棗の鶏ガラスープも効果的です。レシピは、このブログの
アトピーから美肌の薬膳・・・なつめと山芋の薬膳スープ https://ameblo.jp/konankanpo/entry-12458682731.html
参照下さい。
女性の場合、生理の前後、出産後は必ず血を補充しておくことが大切です。産後の眩暈をほうっておくと、第二子不妊や更年期、宋発閉経の原因になってしまいます。
B「からだのゴミ」=老廃物がたまった場合
この「からだのゴミ」は中医学で痰湿(タンシツ)と呼ばれています。
B-1の「からだのゴミ」=痰湿が原因の場合に見られる症状としては、
・ぐるぐる回るめまい
・寝ていてもめまいを感じる
・耳がつまった感じがする
などのめまいの症状が多く見受けられます。
また、「からだからのサイン」としての全身症状は
舌の苔がでやすく厚かったり黄色がかっていたり
耳がつまった感じや耳鳴りがしたり
夢をよく見たりします。
B-22、漢方のお薬は
不消化物を排泄する晶三仙(ショウサンセン)や温胆湯(うんたんとう)などが良く使われます。
B-3、食事の養生は
・椎茸などのキノコ類
・昆布などの海藻類
・食べ過ぎ、便秘、下痢などに注意
・早食いにもご注意ください。
子育て中のお母酸は、大忙しなのでご自身の食事を手ばやく済ませるあまり、
早食い
丸のみ
が原因でメニエルになってしまう様子です。でも、食事はとにかくよく噛んんでお召し上がりください。
まとめ
今日は、眩暈の原因別に
・血液不足の場合
・「からだのゴミ」がたまった場合
の二つのケースについてかいてみました。
残りの二つのケースについては後日書かせていただきます。