こんにちは、夢宇庵たかしです。
日出ずる国の日本は世界有数の森林大国で、
66%が森林です。
「日本は木の国になります。」
木の文化である木材の復活を目指し、
取り組んでいきたいブログです。
その木材の中でも特に「銘木」という特殊木材を、
皆様に紹介して行きたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
たかしのHP:木のぬくもり「夢宇庵」
古物商許可証 大阪府公安委員会 №622031004256
http://mu-an-taka.sunnyday.jp/
健康と美容に役立つオーガ
https://jardin-biologique.stores.jp/about
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2a61f32c344c9a9fb5ac03a55f0942a323601e4
きょうは倉庫内の片付け、そして手入れでした。
Hさんに鉋刃の磨きの加工に出しました。
中乾燥ですが、ケンポナシ杢の端材板です。
木味、木質が良いので乾燥するにも早いです。
木表
このケンポナシの木材も貴重です。
特に柔らかく、目の細かい(年輪がある)材が
貴重です。
木表の拡大 1
木表の両側に少しだけ白太が付いています、
木裏
木裏は白太がなく赤身です。
木裏の拡大 2
ケンポナシの木は家具調度品、工芸作品には
とても優れています。
ただ、材の少ないのがネックですね。
寸法・長さ640x巾210x厚45 @5,000
木工刳り物(お盆・茶托・急須台・皿)にも最適です。
共木で柾板や350巾の板もありますので、
又、ご紹介します。
昭和40~50年頃の大台ケ原産の栃玉杢巾広板です。
巾広でも純白(白だけで赤身なし)です。
木表
寸法・長さ1690x巾900x厚45 @500,000
普通、巾広になると真ん中は杢が少ないのですが、
この栃は違います。
木表の上部の拡大 3
この玉杢を見て下さい。
栃として非常に珍しい逸品になります。
木表の下部の拡大 4
真ん中にも玉杢と縮が出ています。
つまり、かなり太い栃だったのが解ります。
又、大台ケ原産だけに栃に硬さと艶があり、
輝きが出てくるのです。
木表の一部分の拡大 5
揺った年輪がはっきりと見えます、おそらく300年以上は
経っている大径木の栃です。
木裏
ただ、残念なことに座卓用として加工途中の
脚穴が彫ってあるのです。
工芸作家Hさんの作品途中で、
東京日本橋の三越さんに展示する予定でした。
その脚穴の痕を栃で埋めました。
拡大 6
同じ栃の木で埋めています。
拡大 7
真ん中にも縮と玉杢が木表と変わらず
出ています。
木裏の一部分の拡大 8
これだけ年輪のはっきりしている栃です。
玉杢や縮で揺っていますが、目の細かさが解ります。
今では本当に貴重な逸品です。
何かご質問がございましたら、
コメントかメールをお願いします。