一昔前は大学を比較する際、受験生向けの偏差値くらいしか客観的に見れるデータがなかったものですが、昨今では大学ブランド総合力なる指標があるそうであります。日経BPコンサルティング社という社会的な信用が高い企業が実施している調査ですので、一定の信頼性があるデータでありましょう。
今回で13回目となる調査の本年度の結果が発表されております。
今回で13回目となる調査の本年度の結果が発表されております。
近畿66校の上位20校は以下の通りであります。

国立大学が上位にランキングされるのは止むを得ないとしても、私立大学の名門とされる関関同立・産近甲龍の状況を抽出すると以下の通りとなります。
関西学院大学 8位
関西大学 7位
同志社大学 6位
立命館大学 3位
京都産業大学 16位
近畿大学 5位
甲南大学 圏外
龍谷大学 15位
我が校にとってはかなり厳しい現実が見えて参ります。21位以下の閲覧は有料との事で我が校が何位なのかは分かりません。
我が校はかつては関関同立甲という五強体制を目指していた時期がございましたが、最近の受験生向けの書籍などを読んでおりますと、もはや産近甲龍から近大が抜け出し、関関近立になるのではないかという憶測もありますし、大阪、京都、滋賀の進学塾では産近佛龍(佛教大学が参入)という呼び方もある様であります。
甲南は学力はそこそこながらも、長い歴史と優秀な卒業生といった恵まれた環境の中でブランド力がある大学だと思われがちでありましたが、今となっては幻想になっていた様であります。今回の調査対象も対象地域在住のビジネスパーソンとなっておりまして、我が校は関西財界の子息を多数卒業生に持つという特性上、ビジネスの世界では相応の競争力がある訳であり、その得意とするフィールドで斯様な結果を得た事は重く受け止めないといけないでありましょう。事実、ビジネス界で活躍する我が校卒業生の中にも自身の子息は甲南ではなく関西学院や関東の大学に進学させたりする現実があります。ご本人も甲南にブランド力を感じているならば斯様な事はしなかったでありましょう。
上記私立大学8校、さらに全体のランキング上位の京阪神の国立大学の計11校で應援團がないのは甲南大学だけであります。直接的な相関関係はないとは思いますが、全く無関係ではないと思うのは我田引水が過ぎますでしょうか?
ちなみに我が校に取って代わって関西の名門私立に食い込もうとしている佛教大学には應援團がございます(リーダー部員はいない様でありますが)。
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会