羽織袴とリーダー【前編】 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

ここ4回に亘って應援團の羽織袴について記事を記載しましたので、関連する事を記載したいと思います。

基本的に羽織袴を着用する場合、行事や応援での機会が多うございます。無論、羽織袴のまま飲みに行くという者もおりますが、本来は行事等で羽織袴を着て演武を演じたりする訳であります。
よって幹部になりますと、行事に際し着物にするか学ランにするか選択肢が出来る訳でございます。出番のない幹部は好みと後は全体のバランスで決めれば良いのですが、リーダーを演じる者は担当する演目で選んだりもします。
 
とは申せ着物の場合、着替える場所や時間の問題がありますので、大体、演目によって学ランで演じるべきか羽織袴で演じるべきかは決まって参ります。また着物でも羽織を脱いで襦袢に襷掛けというスタイルもございます。さらに中には遠山の金さんの如く諸肌を脱いだスタイルという演目を持つ団もあった様に思います(彫り物を見せる為ではありません、念のため)。
【襦袢に襷での演武「数え歌」】
一般論で言えば、舞踊の様なゆったりした動きのものは着物、スピード感のあるリーダーのキレが見せ場の様な演目は学ラン、と大別できましょう。我が團でも乱舞を着物で演じる事はございません。練習不足で四股が崩れたり一定レベルに達しない団員が演じる際に着物でカムフラージュするという使い方はあった様であります。
逆に「逍遥歌」「必勝音頭」の様な演目、或いは和太鼓鼓手は羽織袴で演じないと様にならなかったりします。人様の演じるのであればより良い状態で披露したいという訳であります。【以下次稿】
【和太鼓幹部鼓手】
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