第70話 知恵比べ【前編】
過去の我が團の日常生活を赤裸々に綴っておりますが、中には「大学は卒業できたのですか?」という質問を頂戴する事がございます。回答としては90%以上の團員は卒業出来ております。中には学業優秀で大学院に進学したという者もいたり、学生の本分を全うした者が多い訳であります。
大学では受講する講義に対して4単位とか2単位という単位が決まっておりまして、受講し試験に合格すればその単位が付与されます。そして学部関係なしに取得すべき体育、語学、一般教養、また学部毎に決まっている専門課程、それぞれで必要数を履修すれば卒業できるというシステムになっております。
大学によって異なりますがトータルで百数十単位を取得すれば卒業出来ます。1年間、真面目にやれば40-50単位は取得出来ますので、3回生終了時に、4回生でないと受講出来ない一部の講義を除いて必要な単位を取得する事は難しい事ではありません。
大学によって異なりますがトータルで百数十単位を取得すれば卒業出来ます。1年間、真面目にやれば40-50単位は取得出来ますので、3回生終了時に、4回生でないと受講出来ない一部の講義を除いて必要な単位を取得する事は難しい事ではありません。
ある年の春の出来事であります。その日は入学式でありまして、キャンパス内には各クラブが新入生勧誘のブースを設け、入学式が終わるのを待ち構えております。
入学式会場である体育館の前には目的を同じくした各クラブの面々がひしめき合う訳でありますが、ある團員が道着を着こんで新入生を待つ空手道部と少林寺拳法部の同期生を見つけます。皆、今春より2回生になったばかりであります。春休みを終え久々の再会でもありますので、新入生が出て来るまでの時間、四方山話に花が咲く訳であります。【以下次稿】
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会