大トリ【前編】 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

紅白では、最も貫目の高い歌手或いは注目度の極めて高い歌手が各組の最後に登場致します。これと同様にトップバッターもその年を象徴する様な歌手が選出される事が多く、大トリ同様、大きな注目を集めるのはよく知られております。
 
さて、かつての大学應援團全盛の頃、ある大学應援團の乱舞祭(リーダー公開、演武会等、地域、学校で様々な呼び名がありますが、関西では乱舞祭という名前が多かった様な気がします)に招待され、幹部が付き人の團員数名を従えて、祝いの日本酒を持参し会場に訪れました。大学應援團の乱舞祭の手土産は以前も記事で書かせて頂きましたが、剣菱を2本を紐で結わえたものと相場が決まっております。

この乱舞祭会場というものは、非常な緊張感を孕んでいる場でもありまして、武闘派を自認する團は屈強な親衛隊員を数多、引き連れ会場内を闊歩しておりますし、因縁がある團同士は目で互いを威嚇し合っていたり致します。
 
乱舞祭は大学によって式次第は異なりますが、多くの大学の乱舞祭では、ちょうど真ん中あたりで、記念品贈呈というプログラムが組み込まれておりました。各大学應援團が持参した清酒を、順番に舞台上で主催校の團長に贈呈するのであります。

その進行状況を見つつ、自分達の番がいつかを気にしておりますと、後になって順番の後先でクレームがつかない様にとの配慮で大学名の50音順になっている事に気付きます。
土地柄、大阪〇〇大学という名称の大学が多く、結構、待たされる訳ですが、我が甲南大学は「関西大学」「関西学院大学」「京都外国語大学」「京都産業大学」あたりが呼ばれると、そろそろかな、という次第です。【以下次稿】
 
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会