昨日の記事で松方弘樹主演の「実録外伝 大阪電撃作戦」をご紹介しましたが、ご紹介するにあたり朧げな記憶に頼って書くのもどうかと思われ、DVDを借りて視聴したのであります。
そこでご紹介したい事柄が幾つかありましたので、昨日の記事の「実録外伝」として書きたいと思います。
本作は昭和51年上映であります。舞台は大阪でありますが、当時の大阪市内の街並みの映像が使われております。松方演じる安田が所属する組織の本拠が鶴橋にあるという設定で、鶴橋の迷路の様な商店街も作中、出て参ります。
映画の中では写ってはおりませんが、この商店街のはずれに学ランを誂える「カワチヤ」というお店がございました。鶴橋はJR、近鉄、地下鉄が乗り入れする交通の要衝でありますので、この駅で乗り換える應援團員も多く、利用する團員も多かった様です。
我が團でも当時、團誌に広告を頂戴致しておりました。

今では需要の低迷が職人の減少を招き、学ランを誂えてくれる店が激減しました。今では1着、誂えるのの10万円かかる事も珍しくないとの事ですから、隔世の感があります。かつては生地などに特にこだわらなければ2~3万円もあれば、作れたと記憶しております。5万円以上は生地やデザイン、裏地等にこだわる上級生が着るものでありました。
一方、この当時の松方弘樹の髪型は角刈りでありますが、以前、ご紹介させて頂いた一世を風靡したヤマケンカットであります。髪型は頭蓋骨の形、生え際の形など個人の特性に大きく左右され、似合うに似合わないがあるのですが、松方弘樹はヤマケンカットが似合うご仁でありました。
こういった点にも注目して頂きつつ、本作をご覧頂ければ、よりお楽しみ頂けるものかと存じます。
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会