運用法と言われる乱捕では下記の如き好成績を収めました。
男子軽量級の部 第3位 松本 大輝 4回生
男子中量級の部 第1位 竹中 将希 3回生
女子の部 第2位 長谷川尚美 3回生
また過去、事故があったりした関係で、アトラクションという位置付けで行われた三人制団体運用法におきましては強豪 近畿大学を破って優勝を飾っております。(甲南からは森瑠奈、松本大輝、竹中将希が出場)
運用法では4部門のうち男子重量級を除く3部門で上位3位までに入り、団体戦では優勝という好成績は高く評価されるべきでありましょう。
五輪種目である柔道を除けば、総じて大学の武道系の活動、或いは世間からの注目度といった観点から申せば、地味な存在である事が多い様な気がします。
今回のこの華々しい戦績もどの程度の甲南大学生が知るところになっているか甚だ疑問であります。その業界において強豪である、その事自体がその団体の魅力に直結する事実でありますので、大学当局におかれましては広く知らしめて頂きたものであります。より多くの学生の関心を集める事が、部員獲得、部勢の拡大に繋がり、また現役部員のモチベーションの向上にも連鎖してゆくのだと思います。
関西圏では「甲南大学」という校名で想起されるパターン化されたイメージがございます。そのイメージは体育会、就中、武道系各部、應援團にとってはしっくり来ない、時として相反するものである様に感じます。故に少林寺拳法部と名乗っても、甲南大学となれば、イメージ的には「大した事はないだろう」と思われがちな風潮があるのは事実であります。
伝統的に少林寺拳法部は應援團とは兄弟団体として切磋琢磨してきた歴史がございますが、激しい稽古、應援團顔負けの厳しい行儀作業、上下のけじめが特徴的でありまして、下級生の時分は「少林寺の若い衆に負けるな!」と先輩に随分と叱咤された記憶がございます。
時は流れ少林寺拳法部も初心者でも気軽に始められる様、様々な工夫がなされ、強豪であり続けておられます。甲南大学卒業生でも少林寺拳法部の存在は知っていても、関西ではどの程度の強さかまではご存じない方も多いと思われます。この機会に、是非とも甲南大学少林寺拳法部に興味を持って頂ければ幸いに存じます。

甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会