平成28年度甲窓 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

6月に甲南学園同窓会の機関誌である甲窓が卒業生に送付されておりまして、我が家にも来ておりました。3年後に控えた甲南学園創立百周年へ向けた取り組みが主たる内容になっております。

以前より甲窓は発刊されておりましたが、昔は小冊子という感じでありましたが、今ではカラー刷りの立派な様式になっております。大学、学生、父兄、地域、卒業生が一体となって大学を盛り上げていくのが最近のトレンドでありますが、特に経済界で大成した卒業生というのは我が校にとって一つの有力な武器であると言えますので、広く卒業生に現在の大学の状況を知って頂くという事は肝要な作業であると思われます。

こういう会報は、大学という場所は自らの人生の一時期を過ごした過去の場所であるだけではなく、卒業後も何らかの形で関わりを持つべき現在進行形の場所である、という風な認識の転換を促すツールでもありますので、全国各地の同窓会組織である甲南会、各部のOBOG会の現状が掲載され、被災ぶりに顔を出してみるか、という気になって頂けたら、という狙いもあるでしょう。

以前も甲窓に関して記事を書かせて頂きましたが、本来、こういう取組の中で應援團が果たすべき役割は大きいと思っております。例えば大学に伝わる数々の歌は時代を超え、親と子ほど年代が違う卒業生を繋ぐ財産であります。他校の同窓会などを拝見しましても、宴も闌になりますと、例えば近畿大学でしたら近大節を、関西大学でしたら逍遥歌を列席者が高らかに歌い上げ、何と言えない一体感が生まれたりする訳ですが、甲南の場合、特定のクラブのOBOG会を除けば、不特定多数が集まる同窓会でそういうシーンは余り見ることが出来ません。

長い時間の中で応援団の在学生に対する学歌指導、応援指導などの地道な努力があってこそ成立する文化でありましょう。またそういう必要性を説き、情報を発信するところにも應援團の意義があると思います。

そんな應援團が甲南にはないという現実と、微力ながらも應援團を再興しようとしている動きがある事を甲窓でも取り上げて頂きたいものであります。


甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会