以前も触れましたが、我が團には前述の小團旗以外に旗手が掲揚するタイプとして大團旗、中團旗がございます。團員が減少して参りますと、応援、舞台等ではいずれか一旒のみを掲揚する事が増えました。
それ以前はどうだったかと申しますと、頭数さえ揃えば二旒、掲揚していた様であります。ただ時代を遡る程、写真も少なく、あったとしても、やはりセンターのリーダーを中心とした構図になっておりまして、端の方に位置する旗手まで写っていないことが殆どでありまして、詳細については確認できないのが現状であります。

團旗を二旒、掲揚する場合、リーダーを中心に左右に一旒ずつ掲揚するスタイルは、認知度が高いのでありますが、数少ない資料から確認すると、二旒を並べて掲揚するスタイルもある事が分かります。
旗手という役割は、一度、掲揚したならば、後は團旗礼以外は微動だにしないのが仕事でありまして、忍耐力が要求される職務であります。練習も屋内で持っていても余り練習にはなりません。風が吹く屋外で持ってこそ、旗手としての経験値が上がるのであります。
再びあの大團旗、中團旗が翻る姿を見る事が出来ます様、相努める所存でございます。

甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会