昨日、新聞紙ネタを書いておりますと、一つエピソードを思い出しましたので、書いてみましょう。
ある時、ある競技の試合会場に応援に赴いたところ、対戦校にも應援團が駆けつけておりました。相手は運動部の強さも偏差値の高さも我が校を凌ぐ関西の名門校でして、リーダー部員も我が團より多く、しかも当時、我が團にはなかったチアリーダーや吹奏楽部までも引き連れておりまして、文字通り多勢に無勢という様相を呈しておりました。
向かい側のスタンドで準備を進める対戦校應援團の威容に息を飲む團員もおりましたので、幹部より應援團の持ち味である威勢の良さ、統率の取れたキビキビした動きだけは相手校を凌駕し、気迫で対抗する様、喝が入ります。
さて、その会場の観客席はUの字になっておりまして、Uの左右の縦棒の位置に両校が正対する様に陣取る形になっておりました。意外とOBや一般学生等の観客が多うございましたので、両校の取り決めでUの字の底辺部に当たる場所に機材の運搬に使用した備品や荷物をまとめて置く事になりました。
こういう場合は左右の椅子の数を数えてきっちり真ん中で両校の境界線を定めるものであります。更に境界線を明らかにする為にもラインギリギリの席に荷物を置き、この線を侵す場合は断固たる処置を取る事も辞さないという意思表示をするのであります。【以下次稿】
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会