実録・應援團営業部【6】 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

突発的な予定、◯◯部の試合が東京で行われるとか吹奏楽部に数多、新入生が入り楽器が足りない、等の場合はOB会に支援を申し出ます。使途がはっきりしておりますので、会としても最善を尽くさざるを得ません。


しかし目的は良いものの、余りにも長期的過ぎる、高邁過ぎるものは、なかなか予算の説明がつきません。5年先10年先を見据えた活動などは、なぜ今でなければならないかの明確な説明がつきません。一刻も早い方が良いからというありきたりの事しか言えません。こういう場合は、気持ちは分かるが、自らの甲斐性の範囲内でやるべし、と教えられます。


裕福な家の子息であれば実家から金子を引っ張ってくるという荒技を使う事もなかった訳ではありませんが、希少な事例であり、自ら稼ぐしかないという結論に落ち着く訳であります。


涼しい頭脳の持ち主は、自分がやりたいと思う事を具体化し、且つ自らが幹部として動ける期間は限られておりますので、自ずと出来る範囲が限定され、それにどの程度のコストがかかるか試算します。
やりたい事に優先順位をつけ、調達可能な資金を上から順に投入、とこんな感じで物事は進行する訳であります。

とは申せ、組織で使う費用の額と、個人で稼ぎ得る額とでは乖離がございます。発案者の幹部氏が團務の合間を縫って死に物狂いでアルバイトをしたところで月間、数十万、稼げば良いところでありましょうが、全額、投入したところで焼け石に水、という事もあり得る訳であります。


甲南大學應援團OB会

八代目甲雄会広報委員会