嗚呼!神農稼業【4】 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

テキヤでのアルバイト、まずは日給○○円と聞き、なかなかの高額バイトと喜んで飛びつく者が多いのでありますが、実働時間が長く、時給換算すればコンビニでレジを打っている方が余程、効率的であったり致します。


お祭の様に複数日、同じ会場での商売ともなれば、まさに過酷でありまして、夜は無論、泊り込みと相成りまして、挙句、朝は早くから叩き起こされ、仕込みに励み、店の周りの掃除や足りない物の買い出し等、やるべき事が山積しております。


商売が始まりますと、人出がイマイチな時間帯であっても店を離れる訳にはいきませんし、夜はなかなか閉店しません。通常、会場最寄の駅の最終電車が行ってしまうまでは営業しておりますし、終電後でも人が多い様ならば営業続行と相成ります。大晦日などはオールナイト営業であったりも致します。終了時間が分かっていれば、時間が長くとも自分の中でのペース配分も出来ますが、終わりが見えないしんどさがございます。


こう書いて参りますと、上意下達の文化が骨髄まで染み込み、多少、こき使ったところでへこたらない逞しさ(図太さ)も具備し、何ら恥じる事なくお客さんに声をかけて商品を奨めるアグレッシブさも兼ね備えております應援團員にはうってつけの職種なのであります。

事実、年末年始などでは余りの過酷さに途中で逃げ出すアルバイトも多数おりましたが、我が團員でのリタイアはゼロであります。無論、社長とのご縁で就労させて頂いている事など、逃げる訳にはいかぬ事情があるにはありますが、團で培った忍耐力は十分に発揮できるのでございます。


甲南大學應援團OB会

八代目甲雄会広報委員会