鉄馬【前編】 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

過日、お世話になっている方よりご自身の句集が出来たとの事で送って頂きました。

オートバイがご趣味の一つとの事で、自らを「鉄馬」と号しておられる訳であります。この方が拓殖大学73期 笠原正敏大兄であります。在学中は国防部に籍を置かれ、関東にその人あり、と言われた御仁でございます。


笠原大兄が一躍、その名を挙げたのが尖閣諸島領有決死隊でありましょう。今でこそ尖閣諸島の領有権問題は広く国民が知るところでありますが、歴史を紐解くと、昭和44年国連が報告書で尖閣諸島周辺に石油埋蔵の可能性を指摘すると翌45年に北京政府は急遽、尖閣の領有権を主張したのであります。

それに呼応し、昭和53年4月、日中平和友好条約締結に向けた交渉が行われている最中、百隻の武装中国漁船が尖閣諸島に接近し、領海侵犯、領海内不法操業を行うという事件が発生。我が国政府が手をこまねいている中、翌5月11日、笠原大兄を隊長とする尖閣諸島領有決死隊が尖閣上陸を敢行したのであります。

【尖閣に上陸した笠原大兄(左から2人目)】

甲南大學應援團OB会

八代目甲雄会広報委員会