フジテレビ系列にて今年7月15日(火)9:00~「あすなろ三三七拍子」という連続ドラマが放映される旨、テレビで見かけました。俗に言うゴールデンタイムでの連ドラで大学應援團が取り上げられるなど前代未聞ではないでしょうか。
フジテレビ公式サイト
大学應援團は昭和50年代に「嗚呼!花の応援団」という劇画がヒットし、映画化された歴史を持ちますが、それ以降、これを越える知名度を持つ作品が輩出されるには至っておりません。「嗚呼!花の応援団 」は文字通り一世を風靡した感がありましたので、ヒット以降、様々な作品にも影響を与えた事は事実であります。青少年向けの漫画の中でも、高校や大学が舞台になる作品では必須アイテムとなりました。もっともヒロインと恋に落ちる様な役どころではなく、どちらかと言えばヒロインを拐し、主人公と対決し誅滅される悪の集団として描かれる事が多かった様ですが。
時は流れ大学應援團は昭和に蔓延っていた上記の様なダーティなイメージも払拭されたと申すよりは存在感が薄れ、良くも悪くも世間の注目度も過去ほどではなくなっております。そういう状況の中、どのような経緯でこの作品のドラマ化が決まったのか知る由もありませんが、奇跡的な出来事と言えるのではないでしょうか。
今回、放送予定の「あすなろ三三七拍子」は、重松清 氏の筆によって平成17年2月から18年4月まで「サンデー毎日」に連載されておりまして、単行本化もされております。ドラマは必ずしも原作に忠実にある訳ではありませんので、まずは原作をお読みになられるのが良いでしょう。連ドラの原作ともなれば書店に平置きされているやもしれませんし、そうでなくともAmazon等で古本でも入手可能であります。
この原作にはモデルがいらっしゃるそうで、同志社大学應援團がモデル
との事です。その辺りも予備知識として持った上で読み進める方が楽しいかと存じます。
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会広報委員会