去る11月30日、タワーホール船堀で開催されました全日本学生応援団連盟主催の第63回記念祭に我が会東京支部の面々が見学に伺いました。
現在、連盟には15校が加盟しておられるそうですが、うち12校が今回、出演されておりました。我が團もかつて連盟に加盟しておりました時期がございますので、書状でのお付き合いはあった團ばかりでございますが、実際にその演目を目にするのは初めて、という者も少なくなく、興味深く拝見させて頂きました。
まず印象深いのはリーダー部の深刻な團員不足問題でありましょう。東京六大学では未だに20名前後のリーダー部員がいる團もございますが、部員数が2桁いる團は数える程で、5名以上居りますと、多いと感ずる位であります。中にはリーダー部が1名で、リーダーに専念し、太鼓は吹奏楽部員が叩き、團旗は上げない、というスタイルでございました。
逆にチアリーダー部がある團に関しては同部員が多く、勢いを感じました。応援歌や校歌も彼女達の声が、リーダー部の声を補って余りある様な感じでございまして、チアリーダー部の声がこれ程、圧倒するばかりの威力を持っているのには驚きました。
そして何と言っても圧巻は取りを務めた我が兄弟 學習院大學應援團でありましょう。身内贔屓で甚だ恐縮ですが、リーダー部、チアリーダー部、吹奏楽部、3部で総勢100名を超える大軍団は、連盟でも屈指の勢力でありまして、どのパートも迫力満点でありました。リーダー部が6名ですので、20名規模になれば、東京六大学應援團とも十分、対抗できる体制と見受けられました。
しかしながら少人数ながらも母校の伝統を、應援團の伝統を未来へ継承すべく懸命に演じるすべての團員諸兄の姿に深い感銘を受けました。当日の模様はDVDになれば、ご家庭で視聴する事は可能でありましょう。ただ應援團の舞台は現場に見るに限ります。圧倒して来る声、空気を震わせる太鼓の爆音、如何に技術が進化した昨今のTVでもこの迫力は再現できないでありましょう。読者の皆様に於かれましては、生の應援團の演技をご覧下さいます事をお勧め致します。
甲南大學應援團OB会
八代目甲雄会東京支部