産龍戦 | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

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甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

過日、TVを視聴致しておりますとKBS京都で硬式野球関西六大学リーグ 戦の「産龍戦」の模様の中継が行われておりました。関西六大学は以前、ご紹介させて頂いた通り関西大学野球連合 解体後、発足したリーグでございます。大阪学院大学、大阪経済大学、大阪商業大学、京都産業大学、神戸学院大学、龍谷大学の6校固定によるリーグ戦が行われております。


この中で京都産業大学対龍谷大学の試合は、京都の地元マスコミなどでは「産龍戦」(龍谷大学サイドでは「龍産戦」)と呼ばれ、関西学生野球リーグの関関戦・同立戦に準じた伝統戦の扱いを受けております。


龍谷大学と言えば過日、本ブログでご紹介申し上げた通り約半世紀ぶりに応援団が復活し、注目致しておりましたので、TV中継の模様を観察致しておりますと、京都産業大学の応援席にも応援のリーダーの姿が確認できました。気になりましてHP等を調べておりますと、同大学でも今年よりリーダー部が再始動致しておられる様です。


先程、申し上げました通り龍谷大学では約半世紀の間、應援團が解散状態のままでしたので、産龍戦で応援合戦が繰り広げられたのは久しぶりではないかと思われます。両校共に元々、立派な吹奏楽部とチアリーダー部を保持しておられましたので、リーダーが加わった事により盤石の本格的な応援合戦を繰り広げておられました。今後、リーダー部の團員が増加すれば、團旗の下、更に素晴らしい応援が見られる事でしょう。他校の事ながらそんな日が来る事を楽しみに致しております。


龍谷大学では長く應援團がございませんでしたので、吹奏楽部、チアリーダー部は別個の団体としてそれぞれ活動を行って来られた様ですが、今回の応援リーダー部発足により3部で連携した活動が拡充しておられる様です。一方、京都産業大学では元々、全学応援団として2部が活動しておられ、リーダー部は組織としては存在し、しばらくの間、部員がいない状態が続いていたところに新入団員を得たとの事でございますので、比較的、再建はスムーズだった様でございます。両校応援団の益々のご発展を祈念してやみません。


さて、これで関関同立、甲近産龍の関西私大8校の中で応援団リーダー部組織を持たぬ大学は立命館大学と我が甲南大学のみとなりました。立命館大学では組織こそリーダー部というものはございませんが、リーダーに立ったり太鼓を叩いたり團旗を持ったりされる団員はおられますので、リーダー部の機能は保持されておられます。故に実質、ここ一番の場面で校歌の指揮を執りエールを贈る事が出来る体制がないのは甲南だけ、という事になります。


この事実は重く受け止めるべきでありましょう。


八代目甲南大學應援團OB会広報委員会